欧州17日間サバイバル【準備編】

2015/04/11(Sat)

▶欧州17日間サバイバル【準備編】←イマココ
欧州17日間サバイバル 【出発―プラハ着いたよ!】
欧州17日間サバイバル 【試練続々でフガフガ】
欧州17日間サバイバル 【しーれんはつづくーよー、どーこまーでーもー】
欧州17日間サバイバル 【プラハを歩く。歩く。歩く。マウスとケーブルGETしたった!】
欧州17日間サバイバル 【ローテンブルクでラー活、目から汁を噴く】
欧州17日間サバイバル 【ローテンブルクからのミュンヘン着、ドイツ超★満★喫。パンティーもあるよ!】
欧州17日間サバイバル 【ノイシュバンシュタイン城リベンジ】
欧州17日間サバイバル 【音楽の都・ザルツブルグで歌う。歌う。歌う。】
欧州17日間サバイバル 【水の都ベニス!迷路迷路迷路ホテルドコォォォ!!!!】


***

2015年3/14~3/30日まで
17日間という日程で欧州を鉄道で廻ってきました。
これだけ長い旅、そして夢だったユーレイルグローバルパスをフルに使っての旅は
生涯そう出来ないと思う。


































ねぶそくと闘い、足をStickにして、次々に訪れる試練を受け入れながらも
たくさんの土地を噛みしめるように歩いて廻ってきました。
その記録を残していきたいと思います。



●準備

海外に行ってきた、というと何故皆口を揃えてオカネモティー!と言うのか。
おもに中年以上の人な!
バブル期に豪華な海外旅行を経験してきたんだろうなあ。

今の学生はそうは言わないよ。
カクヤスーの航空券とカクヤスーのホテルなら、学生がバイトして手の届く範疇だ。


よって、すげえ貧乏旅行です。
でも貧乏旅行は人を強くする。
貧乏故に頼れるものは、下調べと用意したツールと自分自身、見識も深められる。

若いうちは買ってでも貧乏旅行をすべきである。

その代わり、すべての手配や下調べが必用なのは言うまでもない。
誰かが宿を用意してくれたり名所を案内してくれるわけではない。
よって今日の回はその記録です。



▶航空券



今回の成田→プラハ パリ→成田のオープンジョー(周遊)チケットは88,420円
東京大阪三往復の価格である。燃油もコミコミ。

このチケットを買ってから一切格安航空券サイトは見ないようにした。
これより安いのが出たら悔しいし!
実際このあと弟がミュンヘンまで、ルフトハンザの直行便でこれより安いのを取ったので
まだ出たに違いない。
でもカクヤスーの買い時を見極めるのは円高の予想並に難しいよ。

格安航空券を探す


また、この大韓航空の素晴らしきところは、
朝一に成田を出発、現地にまだ明るいうちに着
帰りの便は現地に夜まで居れて翌日夜に成田着
(スクショは13:30パリ発ですが、取ったものは21:00パリ発→20:00成田着)
日程最大限向こうに居れるわけです。

便によっては成田を夕方出て夜中着、帰りは現地朝早くに出発、となると
同じ日程であっても24時間以上ものロスが出るんですよね。
素晴らしいスケジュール!また大韓航空使いたい。



ユーレイルグローバルパス



以前にジャーマンレイルパスを使ってドイツを旅してから、ユーレイルパスで欧州を廻ることが夢になった。

欧州はシェンゲン協定により、ほぼほぼ国境がないようなものだ。
入国検査無しで国境越えが出来る。
そしてこのパスひとつで欧州24ヶ国、日本で言う新幹線相当の列車に期間内どこでも乗り降りし放題なんだ!

たまたま15日パスを20%OFFの期間に買えたので
大人68,500円
ユース(学生)44,700円で入手
これで15日間乗り降りし放題ってすごくないですか。


鉄道パスは他にも、数か国だけ選べるセレクトパスとか、
フランスイタリア二ヶ国、または東欧だけを限定したパスや
ジャーマンレイルパスのように一ヶ国限定のもの様々ある。

ユーレイルパス買ったった!



▶ローマ→パリのLCCのチケット

イタリアからフランスの大移動の手段を、初めtelloを使って寝台列車での移動を考えてた。
寝台列車!ロマンやんね!

だがしかしユーレイルパス割引を使っても
キャビン(個室)を取ると3人で339€も掛かるんだ。
もっと安い席もあるけどキャビンにしないといろいろ不安、治安的に。

そんな時見つけたのがLCCの格安航空券、
一人5,149円。
ハナミズでたわ。
時間帯によっては3000円台とかある。

別途預けるバゲッジがひとつ15ユーロ掛かる。
3人で2つのスーツケースで30ユーロの追加。それでもお安い。
こちらも日本からぽちってく。

→ブエリング航空取ったった!



▶ホテル

海外ホテル予約サイトはたくさんあるけど、
今回航空券を買ったExpediaが、航空券とのセット割でホテルが割引、
さらにはAMEXにもExpediaの8%割引があったのでここ一択になった。
Wの割引でカクヤスーの宿が更にお安くなった!

ただ、3人で一泊6,000円台(朝食付き)ってどんなんやろ…とDKDKしたわ。

虱潰しにホテル探し



▶現地ツアーの予約

ドイツのノイシュバンシュタイン城は自力で行けるところではない。
若干お高いけどミュンヘンからのバスツアーを予約。
ザルツブルグでのコンサートも同じVELTRAから予約できた。

こういう現地ツアーは、お馴染みHISのサイトでもたくさん取り扱ってる。
現地ツアー単体の申し込みもおk


▶モバイルルーターの契約

乗り換え案内を見たりgooglemapsでナビったり
現地情報をぐぐったり、同行者と連絡を取り合ったり
今やすまほはなくてはならない命綱でもある。
てことで、いつでもどこでもうぃーふぃー接続するためモバイルルーターを契約。

ネットで予約して出発当日空港でルーター受け取り。
帰国後空港でルーター返却。

オーストラリアで使った時は5日で4000円未満で安い!(HISレンタル)と思ったが
地域や周遊国数で値段が違う。
欧州周遊プランすげえ高かった。
イモトのwi-fi(グローバルデータ)さん使用
17日で23,596円
使い勝手については追ってkwsk



▶現金の用意

17日、3人でどんくらい使うのか。
それはフトコロ具合というか豪遊具合でも違うだろう。
なるべくカードを使うとしても、貧乏旅行で現金がどんくらい必用なのか。わかんないデスヨネー

意識高い大学生()の桜井くんは、都市ごと必用な現金をおおまかに計算してくれていた。
入りたい施設の入場料やパス以外で掛かる地下鉄等の料金、スーパーで水や軽食を買う分も考慮して算出。
意識高いってーか、かんっぜんにA型の性ですよね。(実際O型らしいです)

ああ、ちなみにチェコだけユーロは使えない。チェココルナという通貨を使います。
なのでチェコ以外をざっと概算して、1,100ユーロ分両替していきました。


両替時のレートは1ユーロ128円、ゆうちょで両替すると手数料込み132円
なので145,420円分。
すげえ大金のように思うやろ?

ここから二人に、現地で小銭も要るだろうし
「小遣いをやろう!」と称して一人100ユーロずつ配給。超太っ腹!
なので残り3人で15日分、900ユーロ。

これがどんくらいなのか具体的に言うと

3人で一日約7,800円、
一人アタマ一日2,600円。入場料払ったり地下鉄乗ったりジュース買ったりチップ払ったりコミコミで。
修学旅行の小遣いでももうちょっとあるやろ!



しかし貧乏旅行、致し方がないよ。
まあ最悪、現地で両替すればいいと2万円の現金も所持して行った。2万円か!というツッコミはいらないよ。
そんな切ない金銭事情を聞いてか、桜井の大事なもんケースの中には一万円札が一枚折りたたんであるのを旅中発見した。おかねに困って途方に暮れたら差し出すつもりだったのだろう。ありがとう。


ちなみに17日間100ユーロの小遣いで足りるわけ!てことで
桜井と妹は出発前、バイトに明け暮れていましたよっと。



▶クレジットカード

なんといってもAMEXさん最強なんですが、最近作ったびゅうカードのVISAも所持していったら
このこがなかなか使えるこだった。
意識高い大学生はANAカードのJCBを所持。
これだけあれば誰かがスリにあってもなんとかなるんじゃまいか。



▶さいふ

スリがこわいから
高価な財布は持っていかない、使わない。
あたいのは海外用で愛用しているバリバリ財布、年季が入ってる。
お会計の際\バリバリ!/と言っても\やめて!/と言ってはいけないよ。




どれも大創産業という並行輸入店で108円で入手できる。



●旅の計画

鉄道パスを手にすると欲が出てくる。
期間内一ヶ国でも一都市でも多く廻りたくなるのが人情。
でも移動だけで15日が終わってしまったなんて本末転倒、
その都市を見てこなければ意味が無い。

そして計画通り進めないことも考慮して
最悪ここの都市はすっ飛ばそう、てこともあり得ることを念頭に置かなければならない。




【今回計画したルート】

A) プラハ(チェコ共和国)
B) ドレスデン(ドイツ)
C) プラハ(チェコ共和国)
D) ローテンブルク・オプ・デア・タウバー(ドイツ)
E) ミュンヘン(ドイツ)
F) ザルツブルグ(オーストリア)
G) ベネチア(イタリア)
G) ベネチア・ブラーノ島(イタリア)
H) フィレンツェ(イタリア)
I) ローマ(イタリア)
I) バチカン(バチカン市国)
J) パリ(フランス)

…6ヶ国10都市


ちゃんと鉄道を乗り継げるのか、そして日本にタダイマーできるのか。
欧州の鉄道なんて前にドイツで乗ったのが初めてだ。
最悪、最終目的地のパリに到着できればいい!と思っていたけれど、
無事全ルートを廻ることができましたー!


今回の旅は桜井と妹と3人旅
3人で廻りたい都市や観たい場所を決めて、わたしが交通手段等を調べてルートを作る。
最高に役立ったのは、Eurail.comから出てるRail plannerというアプリ。(無料)(あいぽん用もあるよ)







すまほで欧州中の鉄道の乗り換えの検索ができる。
トーマス・クックの時刻表必用なし。
英語版だけど使っていけばすぐ慣れる。
欧州に行って一度でも鉄道に乗る人は入れておくといい。

そして現地で気がついたこと。オフラインでも使用できる。
これは有り難いよwwwwwww
普段使ってる国内の乗り換え案内アプリ、オフラインではただの役立たずだろう?
国内でオフラインになることはまずないって?
国外ではありえるんだ。そういう状況も。


「今うぃーふぃー繋がってないし乗り換え調べられない!」
「検索できる…だと…!(裸踊り)」


その他入れておくべき、大活用するアプリは
むろんgooglemapsそしてgoogle翻訳

あとExpediaのアプリ。航空券とホテルの詳細やバウチャーがすまほで表示出来る。
ホテルまでのナビもgooglemapsと連動!

DropboxOneDriveは共有フォルダを作って同行者全てのデバイスに。
ここに全ての計画表他全ての共有データを。大量の写真のやり取りもラク。
そうそう妹のすまほにも、ExcelやPDFが開けるようOffice Mobile強制インストール。

無料通話ができるLINESkypeも連絡ツールとして言わずもがなですね。


で、現地の見学ルートはおもに桜井が綿密な下調べのもと立てた。

ここで桜井くん意識高い大学生()っぷりを遺憾なく発揮。むろんPDFで提出。
そんな計画書をうpしておこうと思う。
参考になれば。

チェコ旅行(PDF)
オーストリア旅行(PDF)
イタリア旅行(PDF)
フランス旅行(PDF)


もちろん計画通りなんて進まないし、鉄道パスだけ持って気ままに乗り降りする旅人もいるだろう。
でもこの下調べのお陰で観たいとこ80ぱーは観てこれた気がするし
各国の常識的なものも知ることができたので、いろいろわりとスムーズだった。いろいろ、わりとね!


さあて次回のみゆきちゃんは出発編だょ。
ダイカンコウクウー熱いよ!



ドイツサバイバル記 【下痢がくだる。無念のノイシュヴァンシュタイン城、編】

2015/03/01(Sun)

ドイツサバイバル記 【準備編】
ドイツサバイバル記 【出発編】
ドイツサバイバル記 【フランクフルト到着編】
ドイツサバイバル記 【フランクフルトサバイバル・貞操の危機編】
ドイツサバイバル記 【うぇありず!なぷきん!】
ドイツサバイバル記 【さようならフロントメーン、いざローテンブルク編】
ドイツサバイバル記 【ココドコー?迷子になっておーまいごっと!】
▶ドイツサバイバル記 【下痢がくだる。無念のノイバンシュタイン城、編】 ←イマココ


終わらせるよ。ラストだょ。

****

6時起床、
桜井と妹は朝ごはんをしに行く。

わたしは行かない。
今日はノイシュヴァンシュタイン城を見学する現地ツアーに参加、午前8時に集合。
優雅に朝食をしている時間はないのです、って普段は朝ごはん食べない人なので問題ない。


ご用意をしていたら、朝ごはんから帰った桜井が瀕死の形相をしていた。

「はらがいたい…」


そこからもう、上から下からたーいへーん。
機関銃のように吐き始めた。

「アアアアアアアアア!!!!!」
下痢が下ってトイレから断末魔の叫びが聞こえる。
ただの朝食の食べ過ぎとは違うご様子?




「昨日の夕食を食べてから、はらの具合がおかしかった」
「だから異国の飯は危ないとあれほど(涙声)」

昨晩脂っこいものを無理して食べ過ぎたせいなのか。
何度もトイレ往復して猫のポーズ(はらいたの時はこれですよ!)
とりま持参した胃腸薬を飲ませるけど、水呑んでも吐く。


「ぼくは無理だ、1mmも動けない」
「二人で城行ってきて」

そう言うけれど
ノイシュヴァンシュタイン城は何より桜井が愉しみにしていたし
はらいたで苦しんでる人を置いて行けやしないじゃないですか。


もったいないけど城ツアーは断念することにする。
またくればいいやん!またこようぜ!
で、集合場所に行って不参加を伝えに行くことにしました。




8時前、それらしいバスがたくさん並んでる。
Audiのバスかっこいい…




あれが我々が乗るはずだったバスです。かっこいい…
不参加表明してすごすご帰ります。

そうそう
ノイシュヴァンシュタイン城って、複雑過ぎて言えないよね。
わたしはやっとソラで噛まずに言えるようになりました。(でっていう)




あちこちに露店のソーセージ屋があって、早朝から開いてる。
お昼ごはんか晩ごはんはこれにしようと決めた。
今日は食事に煩い方は何も食べられないはず。




ポカリ的なものを買いにコンビニを探します。
ファミマやイイキブンと違って物珍しい。
パンやフルーツがうまそうすぎる。




アイスを物欲しそうに眺める妹
買わないよ
きさままではらを壊されては困る。




ドイツのお土産で買ってはいけないものランキングに必ず上がる、
ハリボーのタイヤ型のグミを見つけた。
ネタのために10袋ほど買い込む。

食べてみたらタイヤの味というか薬草の香りというか、殺人的にまずい。
おみやげで配りまくったけどね!




帰ったら桜井はかんっぜんに寝たきりになっていた。
ハートまで弱り果て、日本にいる彼女に会いたいと啜り泣く。はらいたごときで情けない。

で、一緒になってみんな爆睡。疲れてた。
起きたらお昼もとっくに過ぎてた。




3時頃、市内見物に出掛けることにする。
桜井、なんとか歩けるまで復活。

至る所に走っている路面電車、
これがおそろしい。
気がついたら突然背後におるんやもん!




UOOOOOOOOOO!!!!!

何度も轢かれそうになった。
しぬわ!

ちな、TOKYOは大塚でもよく都電に轢かれそうになります。
路面電車、やつは危険。




とにかく人が多いよ。
様々な異国人を見掛けます。さすが大都市。

街中にはバルーンアートを配る人、大道芸人様々なパフォーマーがいます。
ただし風船貰ってチップを要求される。
欧州文化を感じるネー

で、
道の真ん中に立ってる銅像。
微動だりしないんやけど、これ人なの?




スタチューと呼ばれる銅像芸人でした。




この荘厳なる建物はHeiliggeistkirche、精霊教会

犬も歩けば教会にぶちあたる。
敬虔なカトリックの街だなあと思う。合掌。
午前中だったらコーラス隊の賛美歌が聞けたのに。ねてましたね。




かの有名なマリエン広場。
たくさんの人がここに集ってる。なにしてるん?

クリスマスシーズンになると、ここでクリスマス・マーケットをやっているようです。
そんな時期にまた来てみたいものです。グリューワイン呑みに。




マリエン広場に聳え立つノイエス ラートハウス (新市庁舎)
時を知らせる鐘がなり、とても趣き深い。

近代的な街だけど、みな建物がゴシック様式で
ヨーロッパにきたった感まんてーん!




ミュンヘンのDQNだなあ。。
どこにでもDQNはいる。感慨深い。




名物白アスパラーが売ってるよ!
買って行きたいけど日本に着くまでに干からびるだろうなあ。

ニューヨークもそうだけど、露店が多いねえ。
野菜、果物、ソーセージ、アマイーノ様々なものが売っていてもの珍しい。
ああ、でも決して安くないんだよ。




かわいいカヘがたくさんあるので、茶をしばく。
そういえばわたし、朝も昼もごはんをしていないわ。




妹 「ケーキもほしいです」
桜井 「遠慮します」
みゆ 「なら大きいし1ピースでいいかなあ」


 

1ピースで大正解。
ケーキは大きいだけではなく、殺人的に甘い。
こんなもん一人一切れ食べたら糖尿病になるわ。

その後カールシュタット(デパート)へ




素敵なジェントルマンがピアノを弾いてる。かっこいい…
だがドイツ男子は注意せねばならない。




デパートの家電売場にvaio売り場があったよwwwwwぎゃーすごいネーwwwwwww

世界のSONY!
世界のvaio!

(SONYの犬です。ヒャンヒャン!)


 

core i3、当時ではハイスペック。
SONYの犬、嬉々として触る。触っちゃう!

このPCインターネッツに繋がっているよwwwwww


 

よーしお父さんブログうpしちゃうぞー
だがUSキーボード!ローマ字しかうてねえよ!ああローマ字とは情けない。




WiiとDSのコーナーもあった。
ニッポンのゲーム機ってそんな人気なん?(ここはさほど感激しない)

お土産もここで物色しつつ。気がついたらとっくに日が暮れてた。




ソーセージスタンドでホットドッグイエーイwwwwwww
おじさんテラ愛想いい。

「ホットドッグとビール、ワンやでワン!」




本場のソーセージ旨いよ旨い。
わたし前世は絶対ジャーマン。




露店のアイスを買う。
1ディッシュ1€




マネキンさんティクビ目立ちすぎィ!




夜の街はなかなか刺激的、呑み屋の誘惑がとても多い。
だが桜井がフラフラなので帰ることにする。




部屋で桜井はお粥を啜る。
レトルトパウチのお粥を持ってきてよかった。
そして胃腸薬漬け。
お大事にー。




酒が呑みたいけど、ハライターをほっぽって夜の街に繰り出すのもアレなので
妹を連れてホテルのバーに来た。




料理のメニューはまるで読めなかったけど
Gin,Wodka,Tom Collins…

さけのメニューはぜんぶ読めるよ!嗚呼素晴らしき教養!




さけが呑める呑めるよー
ドイチュランドのラスト・ナイトにかんぱーい。かんぱーい。




部屋に戻ってvaioを開くけど
やはりネットワークが繋がらない。
でもここ、wi-fi有料なんやで?

ドイツに限らず成田の日航ホテルでも不安定だった。
2010年、この時代はwi-fiのしくみがまだしっかりしていなかったんだろうなあ。




こんなわけで、フロント前で座り込んでネットしていると
酔っ払った陽気なガイコクジーン夫妻に話しかけられる。 

「あいあむインターネッツ!」
「るーむいずばっどこねくしょん!ツナガリマセーン!」




陽気過ぎてなんでもHAHAHAと笑うガイコクジーン
勝手に盛り上がってハグハグされるけど
欧州でのギュッギュやチュッチュは注意が必用だとおもうわ。

このとき午前3時、
ねないと明日飛行機に乗り遅れるね!



***



今日は帰るのみ。
桜井もぼちぼち復活。朝ごはんをしにきました。
ここのホテルの朝ごはんもしゅんごかった。




ミュンヘン名物白ソーセージ、うれしい!うれしい!




「ハンナマ!プリーズ!」




どこ行ってもチーズは豊富だし




フルーツも豊富やし




シャングパングも呑みホ、

あードイツの朝食ってなんて素晴らしいの!
わたしドイツで暮らしたい。帰りたくない。

でも、日本食のコーナーがあったんだけど
これだけはいただけなかった。




ご飯や味噌汁、豆腐に漬物に醤油もあるけど
どれも怪しい匂いがする。




ご飯はタイ米?
かんっぜんにウマくない。
しょうがない、いつも最上級のコシヒカリ食べてるんだもの。

味噌汁に至っては味噌使ってねえ…味噌汁じゃないょ…
豆腐はモッツアレラチーズみたいなシロモノ。
日本食に期待した桜井はかわいそうなこ。

まあ、ヨーロッパのホテルで日本食に期待してはいけない。素直にチーズとソーセージ食べろ。




で、
例によって食べ過ぎ。
部屋で苦しんで嘔吐。馬鹿なのか。
でも吐くまで食べたいほど旨いものが多すぎるのだよ!




お昼過ぎに空港へ行くお迎えが来るので、それまで近隣を散策。

でも今日は日曜日、デパートも施設もあらゆるところが閉まってた。
そう、ヨーロッパの日曜祝日はどこもお店が閉店する。
お土産買いたいのにこまるー。

日本の利便性を感じるとともに、日曜閉店ってアリエナイわ。商売する気あんのかとジャップは思ったり思わなかったり。
帰りたくないねえ、もうちょっといたいねえというわたしに、外国の飯こわいと呟く桜井。こいつはダメだ。




ミュンヘンから送迎サービスを使って空港に向かいます。
カタコトの日本語が話せるドライバーさんで、
高速に乗るまでゆっくりと街を流しながら、車窓の向こうの名所を説明してくれる。とっても親切!




アウトバーンを疾走、ぎゃーうれしい!しっ子でちゃう!

左車線に入ったらベルリン、そして我々が通ってきたニュルンベルク、ローテンブルクに
右車線が空港方面へ
道路標識萌えるワー




そろそろルフトハンザのターミナルに到着。




ドライバーさんと別れてチェックインして、免税手続きに。

免税手続きがうまく通じ合えなくて、わたしアタフタ。あちらはイライラ。
わざとやろってくらい早口で捲し立てられて(絶対わざと)時折ドイツ語混じり。何言ってるかワカンナイwwwwこの人超いけずwwwwwww
見かねた桜井が代わってくれて、すんなり終わった。

内向的で自分からコンニチワーはしないものの、彼の英語力はなかなかのものだ。
で、桜井のことをとても優秀だと褒められた後、
にっこりしながら一枚の犬の写真を見せられる。

「あなたはこの犬みたい」

その意図を理解しかねて、一緒にHAHAHAと笑った。
のち、桜井が眉間に皺を寄せて言った。

「なに笑ってんの…イヤミ言われたんだよ?バカにされたんだよ」

「ドイツ人みんな親切だったけど、意地悪な人もいるんだなあ
「日本人全てをバカにされた気分だよ」

唯一の悔しい、嫌な思いをしたことだという。
まあ、バカにされたのはわたしなんですけどね。どんまい!




出発まで免税店をぶらぶら。
色使いがとても西洋なアイスをぺろぺろ。




15:45発のあのルフトハンザに乗ります。
さようなら、Deutschland
Danke,
Deutschland!




しばらくすると食事の時間です。

「ビーフ!ビーフぷりーず!にくください!」

和洋折衷。ハッシュドビーフ的な何かに、パン、寿司、蕎麦、ケーキ、
春の炭水化物祭り。

帰路便は日本人のCAは見掛けない。
そしてドイツ人のCAは基本ドイツ語。たまに英語。
ジンをオレンジジュースで割って欲しいという要望が伝わってうれしい。
そして機内は飲みホ、うれしい。




夜になり
ねれなくてもんもん。
シートが快眠角度まで下りてくれない。
首と足のやりどころに悶々。




朝を迎え
つらい…つらいよ。エコノミーきっつい。
せめてビジネスに乗れるくらいのオカネモティーになりたいですね!




朝ごはんは一般的ブレックファースト




ノットハリボー
あたい、グミ大好き。
ガシガシ噛んでると脳みそ刺激されてアタマよくなりそうやん?(ならないネー)




おやつは何度も出る。
機内では出されるものをつい食べ過ぎて、ほんとうにつらい。




タダイマー
午前10時15分成田着、帰ってきてもうた。
というかフランクフルトから乗り継いで乗り継いで、ちゃんと帰ってこれたネー☆彡

今回の旅のミッションは「日本に帰り着く」ことだったかもしれません。


 

桜井が和食が恋しいと煩いので
帰り道、蕎麦をすることにした。
桜井は泣いてた。つくづくこいつほんとうにダメだ…

そんなことよりこれは何度目のご飯なのか。はらが討ち死ぬわ。


短い旅だったけど憧れのドイツ、たくさんの思い出ができました。
旅というより、初めての鉄道の旅サバイバル。でも楽しかった。うんまかった。
思い通り、計画通りにいかないことだらけだったけど、また来よう。

ドイツ国ありがとう。また行くよ、Danke  schön!



***

この春、再びヨーロッパ、そしてドイツをユーレイル グローバルパスで周遊してきます。
下痢が下って諦めたノイシュヴァンシュタイン城にもリベンジしてくるぜ!




ドイツ国内の列車も満足に乗り継げないのに、ヨーロッパ中乗り継いで歩けるのか。まったくもって自信がありません。
でもなんとかなるんやで、たぶん。きっと。


【了】


ドイツサバイバル記 【ココドコー?迷子になっておーまいごっと!】

2015/02/23(Mon)

ドイツサバイバル記 【準備編】
ドイツサバイバル記 【出発編】
ドイツサバイバル記 【フランクフルト到着編】
ドイツサバイバル記 【フランクフルトサバイバル・貞操の危機編】
ドイツサバイバル記 【うぇありず!なぷきん!】
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▶ドイツサバイバル記 【ココドコー?迷子になっておーまいごっと!】 ←イマココ
ドイツサバイバル記 【下痢がくだる。無念のノイバンシュタイン城、編】


****



リンゴーン…
リンゴーン…


どこかの教会から朝を知らせる鐘の音がして、街中に響く。
窓を開けると、街の夜明けの美しさに胸を打たれる。
夢の中にいるみたい。




安ホテルもなかなかの朝食だったけど、ここはゴージャスのスケールが違った。




更なる高価なチーズ。日本で買ったら一切れなんぜんえんですよね!
これいくらでも食べていーんですか!




そしてドイツはパンが旨すぎぃ!
安ホテルの朝食のパンやデリカのパンですら、びっくりするほどおいしい。
日本の製菓の技術は世界一だと思うけど、パンは残念なのだと思い知る。

そしてバターもデリシャス、キャラメルみたいにねぶりたい!




すきなものだらけ♡
大・好・物のパテはヘビロテ
一生分食べていきたい旨さ!これいくらでも食べていーんですか!

むろんコールドミールだけではなく
さまざまな卵料理やお料理もあります。




ワッフルも焼ける。愉しい。




シャングパングまであるよ!なにそれすごい。
朝から呑みホ、そして例によって食べ過ぎ。

このあとまた部屋で苦しみ嘔吐。懲りない。




(嘔吐して)すっきりんこした後はチェックアウトして、
スーツケースをフロントに預けて街の散策に出掛けます。







至るところに復活祭の卵が飾ってあります。
ファンシーに興味のないワシもつい、イースター・エッグこうてしもたわ。

雑貨屋さんがたくさんあって、雑貨屋巡りだけで一日潰せそうな感じ。




聖ヤコブ教会で催しものがあったはずだけど
なぜかやっていなかった。
下調べミスのようです。




中世犯罪博物館。見どころらしいです。
学生証を持っていれば入館料の割引が利きます。




さまざまな拷問の器具が置いてあって、どれもエグい。




わたしはSでもMでもないのでまったく萌えません。
こんなんおにんにんヒュンヒュンしまくりんぐやわ!




至るところで日本語の説明書きがありました。
日本人の観光客が多いんでしょう。
それにしても達筆。ドイツ人が書いたものだとしたら敬礼したいレベル。


博物館を出たら町を囲む城壁の上を歩きます。
小さな町なので、ぐるっと歩いて廻っても大して時間は掛からない。



町並みを眺めながら城壁を歩きます。
メルヘンだねえ。




「まいどー!コンニチワー!」
写真を撮る人を撮る。




林平朗さんェ…
歴史的建造物に落書きするとか…ニッポンジンの恥さらしだわ。




城壁から降りて
名物だという”シュネーバル”を食べてみます。

「ちっさいの!ちっさいのぷりーず!」




直訳すると「雪の玉」
ひも状の生地を丸めて揚げた菓子
欧州の菓子、甘いんでしょう…?と思いきや甘さ控えめ。

これを食べたら次の都市に向かいます。


ホテルにスーツケースを取りに行って
歩ける距離だけどタクシー呼んでもらいます。
なぜなら街中石畳、スーツケースのキャスターがばかになりそうで!




で、駅まで乗せてくれた運転手さんが
親日でえらい面白い人だった。
我々が日本人だと知ると、名刺みたいなものを見せて
JUDOをやっているんだと教えてくれた。




”GASSHUKU”にも行ってきたんだぜ!と
鼻息荒くして柔道合宿のチラシを見せる。
GASSHUKUウケる。

”JUDO!!” ”GASSHUKU!!” ”SAMURAI!!” ”HARAKIRI!!”
我々の会話、こんなだったと思う。
愉しいおっさんだった。またね!




ローテンブルクからミュンヘンの道程は長い。乗り換え三回。
シュタイナッハで乗り換えて
アンスバッハで乗り換えて
ニュルンベルクで乗り換える。




在来線を乗継ぎニュルンベルク着、ここからICE!
ニュルンベルクも見どころが多いらしい。
いくらでも時間があればぶらり途中下車の旅がしたいところ、だが(ry




暇さえあればスタディ、
おもしろい人だ。




くるくる巻き毛のかわいい幼女が、
どうやら我々が気になってしょうがない模様。
ガイコクジーンだものねえ、気になるよねえ。




お母さんが窘めるにも関わらず
ちょろちょろこっちに来る。
妹がメモ帳の切れ端で日本の伝統、折り鶴を折ってあげた。幼女大喜び!

ようじょ大好物の桜井は
メモ帳にドラえもんを描いてプレゼントする。

ようじょ 「??」
桜井 「This is japanese hero」「Dry moooon!」


お母様もとても喜んでお礼を言いにいらした。
そのあとしばし談笑、でも実はヤーヤー、アーハン言うて笑っていただけで
ほぼほぼなに言うてるか解らんかったw




先に下車した母子。さようなら!バイバーイ!
折り鶴は大事に持って行ったが
ジェィペニーズ・ヒーローは捨てられていた。

凹む桜井。
ていうか絵心なさすぎやろ。




で、
ここであれれ?と思う。
もう既にミュンヘンに到着している時間が過ぎてる。

ちょっとくらいの遅れは想定内だけど
車窓を眺めていても延々田園風景、一向に都会に入らない。


…そして日が暮れてきた。




「ここ、どこらへんやろ…?」


近くの乗客にここはどこなのか聞いてみる。

「もうすぐオーストリアだよ?」

ん?
え?
ココドコー?
地図を見せると見当違いの方角に来てる。

どこで間違えたのか解らない。
ニュルンベルクでミュンへン行きのICEに確認して乗ったはず。
確認したのは掲示板だけで、同じ時間に到着した別の列車に乗ったのか。解らない。
そんなことより、
ミュンヘンに辿り着けないと我々はおうち(日本)に帰れないよー!

地球の歩き方付録のマップを見せて尋ねる。


「あいわんちゅとぅーごーとぅーみゅんしぇん!」
「うぇありずとらんすふぁー?」


なんとかって駅で降りて何番線の列車に乗りなさいと、地図上の駅を示し指示を仰ぐ。

言われた乗り換え駅で降りて
言われたホームに到着した列車に乗って、無事ミュンヘンに着いた。
それにしてもドイツ人みな親切過ぎ。泣くわ。




17時39分に着くはずが、既に19時を回っていた。

無事着けてよかったけど、あのままもうちょっと行けば
オーストリアに凸できたのにナー、と残念な思いもあったりなかったり。




ミュンヘンは大都市だった。
ローテンブルクの古い町並みとまるで違う。
とりまホテルを探してめしをしよう。

ホテルは難なく見つかった。
やはりホテル選びはエキチカに限る。

疲れていたのでホテル側のレストランに。
桜井は歩きまわる元気も消失、文句は言わなかった。




一人一品ずつ頼んだら
食べきれない量の料理が来る。




サイズ感がいろいろとおかしいよ。。

出されたものを残せない国民性の我々は、一生懸命食べた。
この日ラザーニャはもう一生見たくないと思った。




おなかぽんぽんで死にそうになりながらチェックイン。

ミュンヘンの駅周辺には安ホテルがあまりない。
ル・メリディアン、そこそこいいホテルでそこそこのお値段、
でもモダンで近代的なので趣には欠ける。




食事をしてお元気になった桜井から暴行を受ける。
やめて、せいりちゅうはまんまん攻撃すんな!

インターネッツに接続を試みるも、また繋がらないよ…
なんだろう、どこ行ってもネットワークのこの不安定さ。
明日から乗り換えはないのでもういい、ねるわ。


***

こんなに長くなる筈じゃなかった。次回で終わるよ!たぶんね!
来週のみゆきちゃんは「下痢がくだる。無念のノイバンシュタイン城」です。バイチャ!



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