マイレージ消費の旅ー福井で幽霊に遭遇編

2016/09/25(Sun)

【マイレージ消費の旅―那覇空港からナッシング・パンティーで帰ってきた】を書きたいんですけど、その前に福井に帰省してきたのでそこから始めますね。


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▶非常口座席という使命を受けつつ、オキナワー★
▶マイレージ消費の旅ー那覇空港からナッシング・パンティー編

***


マイレージ消費で帰省+旅の航空券を取りました。
今まではAMEXのメンバーシップ・リワード(ポイント)をANAマイレージに変えていたんだけど、イマサラながらBA(ブリティッシュ・エアウェイズ)のマイルに変えてJAL国内線に乗る という、お得な方法を知る。
こちらに関してはリンク先の記事をご覧ください。陸マイラー必須です。

そんなんで、羽田―小松ー那覇までの特典航空券の旅です。
復路の那覇―羽田間はANAからちょっと魅力的な便がありまして。そちらを買いました。


◯出発前日

明日は5時起き、はやく寝ないと……と思いつつバタバタ所用を片付ける午前0時。不思議な事故(?)に巻き込まれます。


PCに座ってカタカタツッターン!していたその時
ガシャーーーーン!!!という派手な音と共にアタマに激痛。何が起こったか分かりません。とにかく激痛。痛いいたいいたい。痛すぎて息できない。アタマ割れたwwwwwwwww

不意に後頭部を鈍器のようなもので殴打された模様、そしてその鈍器、ガラス製品は粉々に割れ、破片が四方八方に飛び散っていた。な、なに……?


息絶え絶えに状況を察するに、頭上1.5mほど上、天井に付いている照明の分厚いガラスカバー(直径30cmほど)(推定2kgほど?ごめんまったくわかりません)が、突然外れて頭上に落下して割れた様子。粉々に。
わたしの莫大なる遺産を狙ってとか、夫を寝取られた女性が背後から殴打という殺人未遂ではないことはわかりました。まあ遺産もないし愛人もいませんが。

わかりにくいので図で書きますね。







すげえ痛いんだけど、血は出ていない。切り傷などはないっぽい。
もしかしてもう死んでる?
いやなんとなく生きてるっぽい(人生観のことではありません)




天井。
もうガラスカバーはありません。
このど真下にいました。

その後は飛び散ったガラスを掃除して寝たんだけど、照明のガラスカバーって地震でもないのに落ちてくる?百歩譲って何かが緩んで落下することがあったとして、百発百中人の頭上めがけて落ちてくる?すごい確率じゃない?ウソみたいな出来事に興奮してオフトゥンに入ってもなかなか寝付けず。



◯散々脅かされながら、福井へ

この出来事をSNSに上げたり家族に話したら、散々脅かされました。
アタマはやばい。即刻病院行け、今は何ともなくても後で大変なことになるって言われまくり。
で、でも……もう今日の航空券取ってあるしw

それよりもビビったのは「それなんかのお告げだよ。今回の旅は気を付けろって忠告だって」

前者の脳内的なことに関しては、でっかいたんこぶができたのであんま心配してなかったんですが(たんこぶができたら大丈夫って言うやん)後者の忠告に関してはかなり本気でビビりました。心霊系の話はあかんすぎる。


そんなことよりわたしって鋼鉄の頭蓋骨をしてますね。
通常、分厚いガラス製の鈍器で後頭部を殺られたら即死、でなくとも血まみれになって意識不明とかになりますよね。そうじゃなきゃミステリードラマあるあるの鈍器で後頭部を殴打して殺害するって方法があんな王道なわけがありません。
昔、車に撥ねられて宙を舞った時もフトモモの擦り傷だけで済んだので、わたしのバディはドイツ戦車並であることに違いない。


で、なんとか5時に起きて出発、定刻に羽田着。




腹筋ローラー、空港の保安検査無事通過。
(保安検査でザックの中身を出せと言われた時はかなりどきどきしました)


 

イマイチぱっとしない空模様の中離陸。
ちな、このお盆のハイシーズンも、ブリティッシュ・エアウェイズ経由のJAL便なら片道4,500マイル、往復9,000マイルですよ。すごくないですか?




この山を超えたらスイスだよ!(たぶんイシカワー県です)

富士山どれかな?って見てたんだけど分からんかった。国内線にもフライトシュミレーターを付けてほしいよね!飛行機オタクはあれを眺めているだけでワクワクするんですよ!




そして眼下はイシカワー県
日本海は関東の海と違ってコバルトブルー。美しい。




イシカワー県、たんぼだらけ。


 

田んぼの中に降りる感じ。




金沢観光がしたいという桜井の要望で、小松から金沢へ。
ペッパーくんが駅で案内をしていました。毎日仕事で面倒見ていたので休暇中は会いたくなかった。




ホクリクーについたらまずは聖地巡礼。金沢駅にある8番。
王道は野菜らーめんの味噌バターですが、野菜らーめんとんこつバターダブルが至高。

でもこう見えてアタマにはすげえでかいたんこぶが出来ていて、かなり痛いんです。そしてこうしている間にも「病院行け」「突然死するぞ」ってコメントがSNSにじゃんじゃん届く。あんまり脅かされるとちょっと不安になります。





金沢駅立派。

駅を出ると

猛暑……
酷暑ェ……

駅ナカから出たくないけど駅から出ないと観光も出来ません。

カナザワー駅から2kmほど歩いて、ひがし茶屋街まで来ました。
これが一人ならハナクソほじりながら瞬殺する距離なんだけど、この日は10kgほどあるザックを背負い、更には高いヒールでよちよち歩く&猛暑で瀕死になった妹を連れて、てれんこてれんこ歩いてた。たった2kmが遠い。すげえ遠い。
「1kmって何キロ?」っていう100kmの名言を思い出したくらい。


懐華樓さんに到着。
かき氷くださーーーい!




伝統的なかき氷です。
火照ったバディをクールダウンしてくれます。幸せ!




こちらは金箔入りくずきり。
黒蜜が絶品すぎて言葉を失う。
くずきりを浸して戴くにはあり余るくらいの量の黒蜜がついてくるんですが、甘いものが苦手なわたしですら完飲。本当においしかったです。

ここ懐華樓さん、お昼はカフェ営業をしていますが、金沢で一番大きなお茶屋さんなんです。
夜は一見さんお断りの格式高いお座敷。
建物は金沢市指定保存建造物、入場料を払って中を見学することができます。


冷たいもので一息ついて立ち上がると、妹がもういやだ一歩も歩きたくないという死んだ魚の目をしていました。
しょうがないので21世紀美術館と兼六園は桜井一人で行くことにして、わたしと妹は先に大野に帰ることに。なんか小松からわざわざ金沢に遠回りして、8番とかき氷とくずきりを食べただけっていうね。

ちなみに金沢に訪れた際、金沢21世紀美術館は是非。あそこは本当に素晴らしいです。




福井市で夕食を済ませてタダイマー




弟と甥っ子らも帰省していて総勢10人。超賑やか。

到着したこの日、なんでかおとーと(ミジンコのほう)が理不尽に怒っていまして。超ケンカした。
ひっさしぶりに腸が煮えくり返る思いをして就寝。



◯泳げません



おはようじょ。
翌日は叩き起こされて海に連れ出されます。




とはいえ、わたし海に来ても浮き輪でぷかぷか浮くしかできないんですよね(泳げません)




あっ、砂浜に穴を掘ることはできます。
砂に埋まるやつは、砂だらけになって面倒なのでやりたくないです。




弟(じゅんちゃん)がどう見てもやくざ屋さんのおっさん。幼少の頃はかわいかったのにどうしてこうなった。




日本海さようなら。まあまあ楽しかったよ。



◯今話題の”天空の城”

帰ってきたら夕食なんだけど
10人分の食事、マジ戦争!

子供の頃は8人家族でした。マッマはエブリディ8人分の食事の支度をしてきたんですよね。(むろん鬼のように手伝わされましたが)
今更ながら凄いってか、マジリスペクト。




クール便で送った桃のタルトが無事着いてた模様。むろんハンドメイドですよ。
崩れてなくてよかった。




川口水産国産うなぎ蒲焼き大小カットメガ盛り 1kgセットも届いてた。
夏に帰省して大人数でご飯をする時はいつもこれを頼みます。
1kgで18切れ入ってました。お得!
川口水産の鰻、めっちゃおいしいですオヌヌメ!




妹ハピバ!




じゅんちゃんにドリアンサイダー貰いました。クサウマ。


食後、洗いものをしていたら桜井が

「越前大野城の夜景が見たい!案内しろ!」

えっ…何時までライトアップされているんよ?
真っ暗闇の中行っても山登れんで?

どうやらネットで調べたら22時までライトアップされている模様。ただいま21時ちょい過ぎ
しかも大人は全員呑んでいるので徒歩でいくしかありません。

うちから大野城まで4km、徒歩50分計算なんだけど、それでは大野城のふもとに着いた時点でライトアップが終わります。城を見るには亀山の頂上まで山登り込みで50分で到着せねばなりません。そんなん無理に決まってんだろ。


ということで、桜井と甥っ子二人を引き連れて大野城までジョギング開始。海行ってしかも食後アンド飲酒後に。
城に向かってめっちゃ走る。なんか青春。若さって素晴らしいね。




ご覧ください、これが100km戦士のフクラハギーです。


大野城のふもとまでは早かった。

だがしかし……頂上までの階段がきついきついきつい!!!

ハイスクールはこの山のふもとにある高校に通っていて、陸上部のトレーニングでこの山の別の山道を駆け上がらされたんです。その「百間坂登り(ひゃっけんざかのぼり)」という悪夢のトレーニングを思い出しました。
あれは短距離のインターバルトレーニングよりも地獄でしたね。
百間坂登りを言い渡された日は、どうにか突然頭痛と腹痛と貧血にでもならないかと思案したものです。そして血反吐を吐き散らしながら駆け上がったのです。この亀山は大野高校陸上部員の血と汗と涙で出来ています。


で、頂上に21時45分着。
めっちゃ早くないですか。
4km+頂上まで百間坂登りが40分くらいですよ。
若さって素晴らしいですね。




夜景撮影に勤しむ桜井、
甥っ子にジュースを買ってあげて寛ぐわたし。ちょっと膝頭が震えているのは気のせいです。




そういうとこのお城、かつては亀山城って呼んでいたはずだけど
今では越前大野城としか聞かない。
天空の城として世界的に一躍有名になったからでしょうか。




大野市でも「町」と呼ばれる一等栄えているセレブ街が見下ろせます。
NYが百万ドル、金沢が百万石の夜景なら、大野市は百万えんの夜景てとこでしょうか。


ちなみにこの日、22時過ぎても23時過ぎてもライトアップは消えませんでした。
お盆のサービス?
めっちゃ走って行ったわたしら、一体。



◯生きることとは食べること。なんかこれだけの人数がいるとエブリタイム飯炊きしかしていない気がする。




おはようじょ。
マッマが作ってくれた朝食。鰻がう巻きになっているよ!
でも朝ごはんは食べられません。超★お手伝いして見てるだけ。




食後は弟と甥っ子が、ランチの流しそうめんの準備を始めました。
裏山で切ってきた竹です。これ一本だよ。ながっ!




また、甥っ子が食後のドルチェにバケツプリンならぬボウルプリンも作っていました。



これ5箱分らしい。




ぷりんっ…(プリンだけに)
うおー!みごと!思わずスタンディング・オベーション。




流しそうめん開始。
流されるものは素麺だけではありません。
ミートボール、かまぼこ、トマト、巨峰、生ハム…そしてわたし。




ってか、生ハム流れてくるってめっちゃ嬉しいですね!!!!





おととし、夫を亡くした祖母。
エブリディ元気に畑を耕しています。野菜テロリスト張本人です。

祖父が91歳で亡くなった時は「うちの家系もいつかはしぬんだ…!」とショックを受けたけれど(そら人間だもの)元気でいつまでも野菜テロしてきてね!この丈夫なバディはおじいちゃんとおばあちゃんに作って貰ったんだからねっ……!




実は、牛乳で溶かして固めるだけのプリンの素をめっちゃ舐めてた。そんな製法プリンであらずと思ってた。いやいや、めっちゃ旨いわ。




何年ぶりかの流しそうめん、とても楽しかったよありがとう!



◯クラス会へ。そしてまた不思議な事案に遭遇

夜はクラス会に。
巨大三角定規でけつバットをしてくださった担任も、(何度目かの)初恋の君だっているわけです。ひゃっふー★

めかしこんで行きたいところなんだけど、ロクな服を持っていない。帰省前、服買う暇もおかねもなかった。一番マシなのがINGNIの税別3,900円のワンピ、かな。
いい大人がクラス会にジャスコ・モールで買った3,900円の服で参加するってかなり惨め。ディオールのワンピとか持ってないのかよって、持ってません。




中央で鎮座ましますのが我らが青木しぇんしぇ★

毎年居酒屋でわーーーって感じなのに、お料理屋さんのお部屋貸し切りって!
税別3,900円の服で入ってもいいんですか?




こんなに大々的に集まるのは初めて?卒業振り?って旧友も。
でもすごいね。話し出すと一瞬にして全員中学生に戻るのね。そしてよくそんな昔のことを鮮明に克明に記憶していて即刻引き出せるものだね!

この会を幹事ってくれた、たーさんとばんちょありがとう。
会場の用意もさることながら、これだけの人数と連絡を取り合うなんて相当骨でしたよね。




お料理がどれも上品でおいひい。大人のクラス会すごい。




おさけをスポドリのごとく呑み(源さん談)ひたすら騒いでいたように見えますが
お料理はすべてしっかり味わっていました。鰻ご飯絶品んんんん!!!




ばんちょも味わう。美白アプリ使ったら能面みたいになったよ(笑)




っていうか、
翌日以降、シラフになってから続々と送られてくる写真がもうすごく辛い。


 

こんなんがグループメッセンジャーで来るんですよ。
普段の呑み友あるあるでも、卒業以来お会いしたっていうような旧友にはない。シラフになったら枕に顔を埋めてバタバタするレベル。でもハラスメントされた方のほうがもっとショックですよね。芦原くんとか、ほんとうにすみませんでした。




でも、中学生の旧友が大人になっているというのはとても衝撃的で、とても楽しかったです。(個人的には!ひさしが!オトナになってた!衝撃!)
源さん、青木組@関東会も企画してね!




この帰り道に不思議な体験をするのです。
町からうちまで4kmちょっと、矢村の宏美と矢村経由で一緒に歩いて帰った。

ほんとは国道経由で帰りたかった。なぜなら矢村経由はお墓も火葬場も通るし怖い。
せやけど3年間一緒に通学した宏美と帰るのもひさびさだし、昔話に花を咲かせながら矢村経由で帰ることに。(でも何話したかまったく覚えていません///)

そして宏美と別れてすぐ、ねむたくてねむたくて矢村の農道で寝てしまった。酔っぱらうと道で寝る。あるあるですよね。
どれくらい寝ていたのかまったくわかりません。推定1時間半から2時間?かな?


で、午前3時半頃?
突然身体を揺すられて人に起こされてん。
30代くらいの男性かな?

「大丈夫?」
「こんなとこで寝てたらあかんざ」

いやー酔っぱらってまして、テヘゲロ!と2、3会話を交わしました。途中まで送ってくださると仰る。
道は分かりますし大丈夫ですしおすし!と言うも、途中まで方角が一緒だからと。


歩きながら互いに自己紹介しつつ(酔ってたんで伺った名前も憶えていないけど)なんでこんな夜中に歩いたはるんですかと問うと、今からお墓に行くんだとか。こんな夜中に?でも深く考えなかった。酔っ払ってた。

そして暫く一緒に歩くと「ではここで」と、その方は押していたチャリに乗って別の農道に消えていきました。




別れてから家までの道のりをぐぐったらしく(なぜかスクショも撮ってあった)
お別れしたのは灰色の出発地あたり。かな。



朝。
オキナワー行きの飛行機の時間があるので血反吐ガハガハしながら起きた、ってかほとんど寝ていません。
んで、パッパとマッマにさっきのことを話すと二人、マジな目。

「それ……足あったか?」

んあ?

「幽霊ってこと?まさか……若い人やったで?」
「死んだ人がとっしょり(年寄り)ばっかとは限らんやろ。若くして亡くなった方もぎょうさんおる」


なんで夜中の3時半にお墓行くんや?
かも、今日何日か知ってるか?
15日やで。

今日は「帰りなさる」日やろ……」


田舎道、歌舞伎町と違って危険なことと言えば動物に遭遇するくらいでしょうか。でもどうやらもっと怖ろしいものに遭遇してしまったかもしれません。

パッパ曰く、呑みすぎかつ無茶を繰り返すわたしに「気をつけなさい」と幽霊が忠告してくれたんだと言います。


ええ……福井に来る前日も同じようなことが、あった、かも


ほんとに幽霊だったとしたらとても親切な方だけど、幽霊はこわいですうううううう!!!そしてとにかくわたし、いつもいつの時も酔っぱらいすぎ。もう少しレディーになれるようにがんがろう!


それからはヘロヘロになりながらオキナワーに向かいます。
長文おつきあいくださってありがとう。次回はオキナワーパンティー編です!




国内線特典航空券が9,000マイルでいける…AMEXとBAとJALのコンボSUGEEEEE

2016/06/22(Wed)

先日、お盆に搭乗するANAの国内線特典航空券を三人分取ろうとしたんですよ。

国内線特典航空券が取れるのは二ヶ月前から。そろそろでした。
お盆時期の特典航空券なんて争奪戦です。
AMEXのメンバーシップ・リワード(ポイント)をANAに移行してマイレージにするには2~5日掛かります。なので予約日当日に即チケットをぽちれるように事前に移行しておこうと思ったんです。それであっと思った。


ANAへのポイント移行って年間80,000マイルしか出来ないんだった。


先日ANAで国際線特典航空券を取ったので、既に69,000マイルを移行してしまっているんです。
今回取りたい東京-小松間はハイシーズンで一人15,000マイル、3人で45,000マイル。
一人分も出やしない。
うわー、なんも考えないでANAで取ってしもた。国際線は他エアラインで取るべきだった。。

なおANAのマイルの失効期限(三年)から言うと、前々年から移行して使わないで貯めておけば最大24万マイルの使用が可。

せやけどそんな先までANAばっかし使うかどうかわからんやん!!!!!




ちな、AMEXのメンバーシップ・リワードって15のエアラインのマイレージに交換することができるんですよね。特定の航空会社のクレジットカードではなくAMEXを持つ理由のひとつです。


ほんなんで、今年はもうANAの特典航空券が取れないと分かる。AMEXとJALの提携は数年前になくなりました。
ハイシーズン価格の航空券を三人分も買う気にはなれないわ。新幹線もまた然り。
移行前のポイントは売るほどあるだけにくやしい…そんなことをたまたまお電話していたAMEXのカスタマーサービスのお兄さんにこぼしました。
すると、


「みき様、裏ワザといいますか…方法はありますよ?」
「しかもANAに移行するよりもっとお得な方法です」


えっ、なんですの!


ええと、まずは
弊社の提携先であるブリティッシュ・エアウェイズのマイレージ会員になって、そこにポイントを移行します。
こちらは年間の移行上限がありません。

なんでエゲレスの航空会社に?
それは、ブリティッシュ・エアウェイズはJALと提携しているんです。
なので、ブリティッシュ・エアウェイズ(以下BAと略)から、提携会社JALの国内線を押さえるんです。


ここで凄いのは
ほぼほぼの国内線が一年中、片道4,500マイル、往復9,000マイルで取れるんです。
東京からだったら、北海道から九州までって思ってもらっていいです。沖縄は高くなります。


失禁しながら雄叫びました。
なにそれすごい。
そして今までハイシーズンに15,000マイルを使って国内線を押さえていたのはなんだったのか。
レギュラーシーズンで12,000マイル、ほぼほぼ使えないローシーズンだって10,000マイルです。
羽田-札幌間をハイシーズンで18,000マイル使ったこともありました。すべて9,000マイルですって?

返して!
今までのわたし(のマイル)を返してよwwwwwww


「ちなみに今、BAにマイルが移行できる国内クレジットカードは
当社AMEXだけなのでございます」


なにこのしゅごい殺し文句////
やっぱ持つべきはAMEXなのです。
えっ?AMEX持ってないの?今すぐ持つべきですよ?


ほんなんで即、BAのマイレージ会員「エグゼクティブ・クラブ」に登録します。

 

すごいやんね、エグゼクティブ・クラブって名称。
どこぞのマイレージバンクと違ってブルジョアジーな雰囲気。
BAではマイルのことを「Avios」と呼びますが、分かりづらいので便宜上ここでは「マイル」と表記しますよ。


ものの15分ほどでエグゼクティブ・クラブのアカウントが取得できました。
マイルを使う桜井と妹にもインビテーション・メールを送ってBAアカウント登録をしてもらいます。

日系のエアライン(ANA、JAL)はマイレージカードが発行されるまで10日ほど掛かるじゃない、BAは物理カードなし、即日完了。
3人分のアカウントができたことを確認してマイルを移行します。

ちなみにAMEXではANAに移行するマイレージプログラムが年間5,400円掛かるんですが、BAは無料。
えっ、もう即刻ANAのプログラム解除しちゃうわ。


そしてマイルの使い勝手の良さに驚く。
BAマイルは二親等以内とかケチなこと言わず、まったくの血縁関係がない他人、
友人・愛人・恋人だろうが誰でも使える。
制限なし。
えーーー!超フリーダム!


そして、特典航空券は大体、搭乗日の4日以前のチケットしか取れません。
例えば「おじいちゃんがしんだwwwww」って時、慌てて特典航空券で帰省しようとしても
明日のチケットが取れんのです。それではお通夜にも葬式にも間に合わんのです。
なので泣く泣く正規料金でチケットを買うのです。

だーが、BAなら当日の出発前の便なら、空席さえあれば取れてしまう。
おんなじJALに乗るのにね?BA経由だと使い勝手よすぎ。


9,000マイル×3人分、27,000マイルは2日後に移行完了していました。
早速BAのサイトで羽田⇔小松を検索してみるです。




「この区間はブリティッシュ・エアウェイズの直行便はありません…」
うん、小松空港にエゲレスの飛行機飛んでるの見たことないわ。
で、提携航空会社のJAL便が表示されます。



搭乗便を選択して、更にこのまま次へと進んでいけば
あれwwwもう航空券取れてしまうよwwwwww


どういうことかと言うと
ANAもJALも国内線の特典航空券は、二ヶ月前の同日の9:30からしか取れないんです。
今はまだ予約日よりも以前です。でもBAなら取れちゃう。

なぜなら、地方住みの方がBAでエゲレスから帰ってきて、国際線から国内線に乗り継ぐ場合
国内線だけが二ヶ月前しか取れなかったら困ります。
なので国際線特典航空券と同様330日前まで、取れてしまうんです。システム上の都合でね!
なので盆正月GWなどの時期の争奪戦なんか関係ないわけです。


最後に座席指定、
これは座席に拘りがなければ特にしなくてもいーです。

提携会社JAL機の座席指定はBAのサイト上から出来なくて、さらにJALのweb上でも出来なくて、
「JAL国際線」のカスタマーセンターにもしもしするんです。
ここで気付くんですが、これは「国際線を取っている」ことになるんですよね。
AMEXのおにいさんが”裏技”と言ったのも納得。

搭乗便の機種を聞いて、JALの機内座席配置のページを見ながら席を選びます。
これまた面倒なことに空席をweb上で見ることが出来ないので
オペレーターにどの辺が空いているかを口頭で聞いて、図を見ながら指定するのです。
「前方で翼にかからない位置の窓側はどのへんが空いてますか?」
「富士山が見えるのはどっち側ですか?」など。



ほんなんで無事完了。
ANAやJALで取っていたら(取れていたら)3人で45,000マイル必要だったけれど、
合計18,000マイルも安く済むならってことで、更にマイレージを移行して、わたしだけ小松から那覇に飛ぶことにしまして。
思いがけないオキナワーの旅まで付けてしまいました///

ありがとうAMEX。ありがとうBA。
わたし一生あなたたちに着いていくわ。


そうそう、「ほぼほぼの国内線が往復9,000マイル」って書きましたが
本州-那覇、大阪-北海道、九州-北海道等々は片道7,500マイル・往復15,000マイル
羽田-石垣島、羽田-宮古島は片道10,000マイル、往復20,000マイルです。

国際線の場合は通常期は他エアラインより割高だけど、ローシーズンはお得。
東京-ロンドンのローシーズンで比較すると

日系エアライン 45,000マイル
BA 39,000マイル

しかもローシーズンの圧倒的多さ。実際JALとANAのローシーズンは使い物にならないよ。
更に注釈入れるなら、JALANAでハイシーズンのお盆やGWもBAではローシーズンですからね!ニッポンの休日はエゲレス関係ないですからね。



まとめ。国内線特典航空券を取る場合、AMEXとBAのコンボが最強。

AMEX年会費高いわって言われるけど、旅行関係に関して 年会費以上の付加サービスが凄いので
特に高いとは思わないですよ。ほんと旅行に特化した会社だなあと思います。
異国の地で終電逃して、電話一本で助けてもらった時は、AMEX本社に足向けて寝れないと思いましたね。

そんなAMEXの特典で先日はプライオリティ・パスを無料で取得しました★




これをかざせばビジネスクラス以上のラウンジが使えるんですよおお
ひゃふーっ!ありがとうあめっくすさん。


ちなみに、AMEX→BAを使って9,000マイルでJAL国内線を取る手法は
AMEX使いではわりとマストらしい。
ぐぐってみたらそんな記事がざくざく出てきて泣けた。無知は罪です。

以上、陸マイラー日記です。


【23,000マイルで台北ーソウル】ANA国際線特典航空券を取る

2016/06/08(Wed)

国内線に乗る時はマイレージを使って特典航空券を取っています。
せやけど年一程度の帰省とたまの国内旅行くらいでは、あんまり手持ちマイルが減らないんですよね。




28万5278マイル(正確にはマイルに移行前のクレカのポイント)
スターアライアンスの世界一周が6万5千マイル、地球4周できるん?
この他にもANAマイルに変えられるポイントをわりと持っていて…

ほっておくだけで貯まる一方、陸マイラー万歳である。
よーしマイル使おう。どこ行こう。


今、原油の下落で燃油サーチャージが無料やし(※2016年現在)国際線に使お!
てことでANAのマイレージに移行して、最近行きたいなあと思っていた台湾で使ってみることにしました。


***

▶【23,000マイルで台北ーソウル】ANA国際線特典航空券を取る←イマココ
▶【23,000マイルで台北ーソウル】準備編
▶【23,000マイルで台北ーソウル】機内食は選べ☆みゆちん、イスラムのお祈りを習得
▶【23,000マイルで台北ーソウル】到着日にこんだけエンジョイ。タイワーンまじぱねえ☆
▶【23,000マイルで台北ーソウル】安い、旨い。旨い。旨い。なんだ台湾夢の国か。
▶【23,000マイルで台北ーソウル】台湾からソウルへ。プライオリティパス初体験☆

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AMEXのメンバーシップ・リワードはANAだけじゃなく、世界15の航空会社のマイルに変えられるんです。
なので行きたい目的地へ一番少ないマイル数で行ける航空会社を選べばいいんです。
予想外かもしれませんが、日本の国内線に乗るならBritish Airweysを使うのが一番お得なんですよね。
国内にエゲレスの飛行機飛んでないでしょ?なんでって思いますよねw
詳しくは文中リンク先をご覧になって。

で、今回は国民的アイドルのANAを使います。



ANA国際線特典航空券の予約ページです。

わたし、桜井、妹の三人で予約を。
行き先を入れて、まずお盆時期で検索してみました。




まあ、日本中がお休みのお盆時期、空席があるはずもありませんw

一人ならわりとどこでも空いてるんですが、3人の予定と3人分の空席を突き合わせるとなると…なかなか難しいね。
国際線特典航空券は355日前から取れる。大型連休に大人数で取りたい場合は1年前から計画必要…?
やっと都合よさげな3月に空席を見つけました。


ちなみにANAもJALも、二親等以内の親族はマイルを使うことができます。

 

マッマと一緒に特典航空券で旅行も。
親孝行できるぜ!(実は今回誘ったけれど断られました///)


そんな時、検索していてあることに気づきました。
近場の台湾に行くのですら、韓国の仁川経由の経由便が出てくるんですけど…

これ。



特典航空券も経由便を使えばストップオーバーができるんだ。


・ストップオーバー
経由便で乗り換えをする際、その都市に24時間以上滞在できる
・トランジット
経由便で乗り換えをする際、その都市に24時間以内しか滞在できない

ということは
追加マイルなしで複数都市に滞在することができる。(その場合一番遠い都市までのマイル計算になります)

サクッと直行便で行って帰りたい場合もあるけれど、複数都市の周遊をしたい場合にはストップオーバーはお得な制度です。

俄然台湾と韓国、2カ国廻ることにしました。


ちなみに、トランジットについて。
地方空港、例えば小松空港から羽田を経て海外に行く場合、
小松→羽田→台北
この小松→羽田間のチケットは無料でついてきます。

ただし国内線内の都市では「トランジット」になります。
「前夜に羽田に着いて一泊して翌日出発」とか「熊本空港経由なので熊本観光をしてから台北に出発」なども可能ですが、24時間以内の出発便に限られます。
ストップオーバーが出来るのは海外の都市だけ。


また、ストップオーバーだけでなく、オープンジョーも可能。
・オープンジョー
単純往復でなく、行きと帰りの空港が違うこと

(行き)成田→プラハ
(帰り)パリ→成田

こういうのも特典航空券でやれるわけです。
(ただし同一エリア内。ヨーロッパ内だとかアジア2、アジア3内など)



で、
検索で出てきた仁川の経由便は、乗り換え時間が数時間。
アタリマエやけど最短で乗り継げるフライトに指定されています。

なので数日滞在する場合はコチラ



「複数都市・クラス混在」のタブから検索

後はいい時間に出発できる便がある日を探しまくります。
出発が東京夕方発だったり、帰りの便が現地早朝発だったりすると丸一日ずつ無駄にすることになります。

でてきましたー★




行きは成田10時発、帰りは現地20時発の羽田22時15分着
日程内をフルに使える最高の便やで★

チラシなんかで
「ソウル3日間2.8万円!」なんて破格のツアーを見るけれど
ほぼ出発時間がアホみないな時間だったり、早朝に現地を出なければならない、結局滞在は24時間ちょっと、なんて旅程だったりするのですよ。


現金支払総額22,200(3人分)は空港使用料など。こちらはカードで決済。
一人分7,400円、二カ国入国するから高めです。
でも去年まで燃油サーチャージが掛かっていて、これにプラス数万円だったからねえ。
燃油0円万歳。いつまで続くかなー。
(※悲報:2017年初めより燃油サーチャージ復活しています)


最後に、席の好みがあれば座席を選びます。
どこがいい席なのか…これは好みですよねえ。

・エコノミーの前方は降機出来るのが早いので入国審査が早い。機内食も選べる。
・中ほどは窓の外が翼に掛かるので、景観に欠ける。

・後方は窓の外が翼に掛からないけれど、降機に時間が掛かって入国審査が最後になる。機内食は残り物率が高い。
など。

今回は行き帰りで前方と後方両方を取ってみました。

【羽田→松山】



わたしは①、窓側一択
更に行きはさっさと入国したいので、前方を選びました。

座席12~23列の両脇のグレーの縦線は翼です。
翼のど真ん中の乗ってしまうと、景色を楽しみたい人にとっては翼ばかりしか見えず結構残念。
なので真ん中あたりの席は避けたいところです。
ちなみに12列目より先はファースト・ビジネスクラスなのでエコノミーの庶民は座れません。


そうそう、前回チェコ航空に乗った時にこの図でいう12列目の席が取れました。
エコノミーの最前列です。
リクライニングは通常のエコノミーと同じですが、足元の広さはビジネス並。
身体が大きい方はこの席が取れると長距離飛行が俄然楽。


【桃園→仁川】

 

こちらも前方の窓際を選択
旅中ずっと三人一緒でたまには一人で寛ぎたいので、わざと二列で取った。


【金浦→羽田】



こちらは後方席にしてみました。
わたしは(1)の最後列窓側。
まったく翼に掛からないので景色はいいはず。
ここに座ったことがないのでどんなものかと。

ちなみにギャレーが近いと、置いてあるおさけやおやつが持っていき放題だという
ちょっといいこともあります。


***

以上で69,000マイル使ってみましたー★

陸マイル、ほっとけばどんどん貯まっていきますよね。
貯めやすいクレジットカードはいろいろあると思います。

わたしはAMEXなんですが、ポイントが無期限に貯められるので「二年で失効するから二年分しか貯まらない」なんてことがない。
また、15のエアラインのマイレージに移行できるのも魅力。

いつか特典航空券で世界一周、そん時はビジネスクラスにすんよ。
次は旅の準備編です。airbnbはつたいけーん!



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