▶欧州17日間サバイバル 【水の都ベニス!迷路迷路迷路ホテルドコォォォ!!!!】

2017/03/17(Fri)

欧州17日間サバイバル 【準備編】
欧州17日間サバイバル 【出発―プラハ着いたよ!】
欧州17日間サバイバル 【試練続々でフガフガ】
欧州17日間サバイバル 【しーれんはつづくーよー、どーこまーでーもー】
欧州17日間サバイバル 【プラハを歩く。歩く。歩く。マウスとケーブルGETしたった!】
欧州17日間サバイバル 【ローテンブルクでラー活、目から汁を噴く】
欧州17日間サバイバル 【ローテンブルクからのミュンヘン着、ドイツ超★満★喫。パンティーもあるよ!】
欧州17日間サバイバル 【ノイシュバンシュタイン城リベンジ】
欧州17日間サバイバル 【音楽の都・ザルツブルグで歌う。歌う。歌う。】
▶欧州17日間サバイバル 【水の都ベニス!迷路迷路迷路ホテルドコォォォ!!!!】←イマココ


***

3/21(

8時12分発の列車に乗るために6時起床。

昨夜は呑んで帰りが遅かったにも関わらず、翌日の移動を確認したりパッキングしたり荷物を減らすため買い置きのおさけを呑み切ったり2ちゃんのまとめなんかを見たりで忙しく、3時過ぎに就寝。酒が抜けてないきついきついきついきつい




メルキュールはポットが置いてあるので今朝はホット・泥水が呑めます!
なんならネスカフェ・ゴールドブレンドまで置いてあります!

今までポットがなくてどうやって泥水を作ってきたのかというと、
日本から持参した蓋付きアルミ缶にインスタントコーヒーと水を入れてシェイク☆
叩き起きるための泥水なので熱いとか冷たいとか旨いとか不味いとかどうでもいい、と思っていたけど、あったか~い泥水沁みる……




7時過ぎにチェックアウトして、朝食を買って駅に。




ÖBB、オーストリア連邦鉄道に乗り込みます。
国境を超える特急列車だけど、日本の新幹線やドイツのICEのような近代的な列車じゃない。
それもまた萌えなんですけどね!




これからアルプス山脈越えをして、イタリアーのベネツィアまで行きます。
音楽の街から水の都へ。

6時間以上掛けての大移動、
でも乗換なし一本なので、寝ていてもヴェネチアに着ける模様。




さようならザルツブルク
いつか暮らしたいオーストリア
また来るよZETTAI。さようなら……!




出発したら朝食です。
左下、わたしが持ってるドイツパン、プレッツェルが毎日食べたいほど好き。
小麦の素朴な甘さと岩塩のしょぱさ、噛みしめるごとに旨い。

おかねがないので飲み物は水。




食べたら寝る。先は長い。
こんなふうに大胆に横になれるのはコンパートメントだからです。




お行儀悪いけど個室ごとカーテンが引かれているのでまあいいでしょう。
特急列車のコンパートメントも、空席さえあればユーレイルパスで追加料金なしで乗れます。

ところがこのオーストリアーイタリア間、どうやら予約(無料)が必要だったようです。
パスポートチェックに来た車掌さんにドイツ語で捲し立てられたのだけど聞き取れない……ほしたらこのまま乗せて貰えました。ご、ごめんなさい。




あの山々を超えたらイタリアー。オーストリア側は雪化粧の山並。




フィラッハ中央駅、ここがイタリアとの国境近く。
ぶら~り途中下車したい。一人だったら降りてた。
思い立って途中下車出来てしまうのがユーレイルパスの魅力なんですよねえ。




到着は14時過ぎ、お昼を超えるのでおなかが空く。
車内販売があるけれどお高いから、買い置きのポテチを貪る。




こんな時、いつも思い出すのはあなた…
桜井のラーメンフォルダを眺めながら更に飢えを加速させる。




アルプス山脈を越えてイタリアに入りました。
ヴェネツィア・メストレ駅。
イタリアの駅看板の文字フォントは個性的でおしゃれ!

山越えして驚いたのは、山を隔ててオーストリア側とイタリア側は気温がびっくりするほど違う。
列車内にいても気付くほど、ものすごくあったかくなる。
これが地中海性気候か!




船が見えます。
海に近づいてきた。


 

海沿いきた!海沿い走ってる!と思いきや




海の中きたーーーーーー!

海の上走ってるよ!
海の上に線路があるんだよ!
東京湾アクアラインかよ!
ぎゃーーー興奮しちゃう!




ヴェネチアはこういう位置なので
東京湾アクアラインばりに海の上を走るのです。




öffnen(開ける)
相変わらず手動ドアに慣れなくて、ぼーっと立ってていつまでもドア開かなくて焦る。




ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅
ヴェネツィアで唯一の鉄道の駅です。
そしてタクシーも路面電車もバスも、車や自転車もない街。

ここでの乗り物は水上バス、水上タクシーのみだそうです。




駅ナカにヴェネチアングラスのお店。
早速立ち寄りたいけど、ますは荷物を置きにホテルに行こうとせかされる。




同じく駅ナカに無印が。
こういう時無駄にテンソン上がるよねw
なんも買わんけど。


         

駅を出ると目の前が運河!
そしてイタリアーっぽい。ものすごくイタリアーっぽい!
わかりますかね、今まで見てきたチェコやドイツとは違った街並や空気感!

♪さんたーるちぃぃぃあーーー
♪さんたーるちーあーーーー

思わず歌ったら桜井も妹もこの歌知らないってよ!衝撃。




ベネツィアの中心で萌えを叫んでおきますね!
曇り空で映えない写真で申し訳ないです。

3月後半、チェコなんかめちゃめちゃ寒かったのにすごくあったい。風がぬるい。コート要りません。




とりまホテルを探します。
荷物を置いて一休みしたい。ごろっとベッドに横になりたい。
ねぶそくに加え、長時間列車に乗りっぱなしってすごく疲れるのね。




ところがどっこい、駅から徒歩三分というホテルが見つからない。
ナビ掛けて到着したのに、Googlemapの指定するホテルがその場所にない。




こんな迷路のような小道だらけ。
そりゃ車もチャリも通れないね。
googlemapさん、通りを間違えてるんかな?と行ったり来たり。




ところでヴェネツィアでスカートを履いている女性は皆無。
いたとしても日本人旅行者くらいで原住民は皆スキニー。中でも黒スキニー率90%。
なんなの没個性なの?揃いも揃って全員ってどうなの?




同じような通りを何往復もして、やっぱりここじゃないかと最初の到着地に戻ると小さな表札にホテル名があるじゃない。
看板も出ていなければまるでホテルという出で立ちをしていない。
どう見てもアパートです。
入口のドアは施錠されていて、呼び鈴を押し続けるんだけど無反応……

これはあれか
時間的に言うと、イタリアーでかの有名なシエスタってやつですか?
北陸の故郷の言葉で言うと、へんねま中
主婦のおばちゃんはさておき、店やホテルがへんねましててどうすんの?勤勉なニッポンジンには理解しかねるわ。




しょうがないので街の散策に出ることにしました。
だがしかし石畳と石段の街なのでスーツケースが邪魔アンド邪魔、こんなもん引いて歩けないので駅ナカにあった荷物預かり所に行きます。
2つ預かって12ユーロもした。ファッキン!!!!!

お昼はポテチだけ、はらが減って一歩も歩けないとクレームが出たのでのでバーキンに入った。
この旅でバーキンさんにはお世話になりっぱなしだわ。
イタリアーに来たならシャレオツなカヘにでも入りたいんですけどね。おかねがありません。




で、セットでコーヒーを頼んだら
ナチュラルにワンショットのエスプレッソだった。
不味くはないですよ。すげえおいしいよ。でも

こんなんでワッパー呑めるかwwwwww

イタリアでふつーにカッフェと言ってオーダーするとエスプレッソが出てくる。
一般的に想像するコーヒーが呑みたければアメリカーノとオーダーするそうです。
ただしお湯で薄められたエスプレッソが出てくるけど。




ここでも妹、トレイの紙を使って折り鶴たくさん折ってた。
トレイの返却口にずらっと並べて帰ります。ジャパーンからの折り鶴テロです。







街の至る所に運河。運河。
この水の町、時期によっては普通に水に浸かるんだそうだ。
家の中とかどうするの?どうやって暮らすんだろう。




せっかくベネチアーまで来たならゴンドラに乗りたいですよね!
船頭さんがカンツォーネを歌ってくれるらしいです。

しかし乗船料金が事前にネットで申し込んでも一人40ユーロ(5,000円ちょい)くらいするんです。
東京湾の屋形船クルーズならもんじゃ焼き食べ放題と飲み放題がついてるレヴェル。
現場交渉で乗らんものなら100ユーロくらいぼられるそうなので注意が必要。




ベネチアングラスのお店をはしご。
桜井は奥の棚のイルカを購入、わたしは酒器を購入。各都市一点の自分土産を早速ゲット。




駅から見えた川向うの神殿的な何か。
街の何がイタリアっぽいって、こういうギリシア建築の建造物ですよね。




あそこにも神殿。




桜が咲いてる。
ドイツでも見たよ。SAKURA、日本以外でも結構見掛ける。




人一人すれ違うことが出来ないくらい細い路地、
こんな迷路みたいな道ばかり。
googlemapのナビとにらめっこしながら進む。




カナル・グランデ
ヴェネツィア本島をうねりながら貫く一番大きな運河です。

ところで川だらけなので橋だらけ、この橋がみーんな石段、階段なんですよ。
ベビーカーや足腰の悪い高齢者はどうしているんだろう。
ノットバリアフリー、バリアフルな街だなあ。




エントランスも何もない、部屋番号の振られたアパートメント
この狭苦しさは東京都市部より酷いかもしれんね。




新聞を差し込んだら手を食われそうなポスト。




洗濯物の干し方大雑把すぎ。
もうちょっとなんとかならんのか。




迷って迷って海に出た。
あさってに乗る水上バスの乗り場とチケット売り場を確認しに来ました。

前のオレンジ色の方は消防士さんかな。
車が走れないヴェネツィアは消防車も船なんだそうな。




お気づきかもしれませんが、イタリアに入ったらスリ対策でバッグは常に前。
治安の度合いが今までとガラッと変わる。




リュックのすぐ開けられるところに貴重品は絶対に入れない。
斜めがけバッグの開口部は南京錠や金具で固定。
無造作にコートのポケットにスマホを突っ込んでおくのもNG

とはいえmapを見たり写真撮ったりスマホはしょっちゅう使う。
コートのポケットに両手を突っ込んで、左手は小銭、右手はスマホをずっと握りしめてた。

イタリアに来て以降、ノイローゼになるんじゃないかってほど持ち物とポケットには気を張って、
なんかあると3人厳しく注意しあってた。これほんとストレスフル。




イタリアチックな派手な色使いの雑貨屋さん。
見るもの見るもの欲しくなる。




果物が安い。深刻なビタミン不足です買って帰ろう。
でもな、市場のこういうビジュアルは凄いけど、どれも大しておいしくないんだよ。
苺なんかどの国で食べても味がなくて驚く。
日本の品種改良された果物の凄さを実感です。




カラフルなパスタ屋さん。
こういうのも見るとついついお土産に買いたくなるけれど、荷物が増えると移動が大変。
いかに身軽で歩けるかが課題。




食料品店で日本の食材コーナーがある。
エスビー食品のWASABI、ミツカンのお酢、オタフクソースなんでもあるじゃない!
油揚げの入ったインスタント味噌スープをせがまれて購入。
でもイタリアに来てまでわざわざ味噌汁呑まなくてもねえ。




アマイーノ屋さん。
見るだけ。
おかねがありません。




ジェラード屋さん。
見るだけ。
おかねがありません。




そしてまたここも冗談みたいなサイズ。


 

深刻な野菜不足に陥っています。
野菜を買って帰って貪りたいけれど調理する術がない。




クレープとカクテルの屋台。
一杯呑りたい。
おかねがありません。
 



スーパーに寄って今晩と明日の朝の食料を買って帰ります。
ハムやチーズ、ワインが豊富で安くてここだけ天国♡




雑多に置かれるまるごと肉。やめて!こういうの見ただけでしぬねん!




チープなカートだなあ。
なんだか日本のものと比べると何もかもチープに感じる。




ホテルに戻りました。
今度は無事チェックインができたのはいーんだけど
5回の部屋までこんな階段。エレベーターがないってマジなの?
スーツケース抱えてマジ瀕死。




そして欧州のホテルあるある…… 鍵が開かない。
様々な鍵の刺し方を小一時間試してようやく開いたんだけど、どうして欧州はこんなアホみたいな鍵ばっかりなんだろう。




タダイマー

広さはそこそこ、でも薄い枕に掛け布団はペラッペラの布。布ってなんだよw
ポットは勿論テーブル一つない。床で食事をするほかありません。レジャーシート欲しいです。

ここはExpediaとAMEX両方の割引で40%ほどお安くなって、3人一泊9,750円(朝食なし)
定価で取ってたら16,250円、イタリアはホテルも物価も高め。
そもそも10%程度しか割引にならなくて8,000円台だったザルツブルクのメルキュールとはホテルクラスが雲泥の差である。




とはいえここのお風呂は狭いけど仕切り扉がある。
洗面所が水浸しにならずに済む。ありがたす。




TOTO謹製の携帯ウォッシュレットを持参してきたけど、欧風ウォッシュレットに慣れてしまってもう使っていない。郷に入ると慣れるやね。




お祈りを済ませて食事開始。
毎日外食するおかねがないのも勿論だけど、外食続くと本気で具合悪くなるねん。
サラダ、果物、ヨーグルト、チーズを主に大量購入したった。




1ユーロ台のワイン。
清涼飲料水より安くてわろた。ワインの国万歳。




2ユーロで買ったチーズ
欧州だからと言って全てのチーズが旨いわけでもなかった。
安かろうそんなに旨くなかろうで残念だった。




生ハムも安かろう、だがこれは旨い♡
夢の大人喰いですやったぜ!!!!!




5階のアパートから見えるストリートを眺めながらふっと日にちを数えると、
ヨーロッパに来て今日で8日目。
17日の旅程で折り返し地点過ぎたんだなあ。
たった8日がとても長く感じる。

よく旅行会社の8泊10日のツアーがあるけど
プラハ→ドレスデン→プラハ→ローテンブルク→ミュンヘン→ザルツブルク→ヴェネツィア
やる気を出せばこんなに廻れるもんなんだねえ。

寝不足でぐってんぐってんのバディに安ワインを入れたら脳みそ急停止しました。
次回は【妹、お岩さんになる】【みゆきち、イタリア人にぼられる】の二本です。


▶欧州17日間サバイバル 【音楽の都・ザルツブルグで歌う。歌う。歌う。】

2017/02/16(Thu)

欧州17日間サバイバル 【準備編】
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欧州17日間サバイバル 【水の都ベニス!迷路迷路迷路ホテルドコォォォ!!!!】


***

3/20(
 
起きたら桜井がテラスにてモモヒキで寛いでる。
覚醒めたらオーストリア。ザルツブルク。そして想定以上のいいホテル。


 

じゃんけんに負けてエクストラベッドで就寝したけど、ちゃんとベッド。寝心地最高!
(ミュンヘンの安ホテルの簡易ベッドは寝心地良くなかった)

部屋は清潔で広くて窓も大きくて、閉塞感がない。
これで一泊8,681円(三人で)ですえ?
メルキュール最高すぎぃ!

ただし朝食はついていません。10ユーロでブッフェ形式の豪華朝食を付けられるけれど、朝ごはんに一人10ユーロも使ったら貧乏旅行はハサーンします。


 

だので今日は持ってきた雑炊食べますです。今まで欧州のホテルで見掛けなかったポットもあるしね!


 

しかしこのフリーズドライの雑炊、一人二食分食べたけどまるではらがふくれない。
これはやはり具合が悪い時の非常食に使うべき。


 

侘びしい朝食を済ませたら、洗濯物背負ってフロントの方に教えてもらったコインランドリーに行きます。
今日で欧州に来て二度目の土曜日、洗面所で手洗い出来るもの以外の大物は
かれこれ8日洗濯していない。
今までコインランドリーがなかったんだ!


予約サイトでホテルの設備欄を見ていると
ランドリーサービスっていうのとランドリー設備っていう2つの表記がある。
ランドリーサービスはクリーニングをお願いするサービスで、ランドリー設備っていうとコインランドリーがあるのかと思うやん?







だからなるべくランドリー設備のあるホテルを選んだんだけど
今までどのホテルもコインランドリーなどなかった。
長期の旅の場合洗濯は重要。予約する前にホテルに問い合わせるべきだったと思った。


 

辿り着くまでだいぶ迷った。結構遠かった。
そして使い方もだいぶ戸惑った。

洗濯、乾燥まで2時間弱掛かるし
mapを見て今日の観光ルート、ここから一番近いミラベル宮殿に行くことにする。


 

ザルツァッハ川の土手では、老いも若きも皆のんびりと日向ぼっこしてる。
あー、この中欧の時間がゆっくり流れてる感。

ここオーストリアのザルツブルクやチェコのプラハ、ドイツも首都圏の繁華街以外は治安はまったく悪くない。
世界の治安度ランキングを見るとザルツブルクに至っては日本より治安がいい。
スリに怯えながらポケットやバッグを押さえて歩く必要はないし
物乞いやぼったくりもいない。夜中も呑み歩いて平気。


 

ギムナジウムはドイツ語。ここオーストリアはドイツ語です。
欧州はかつて「家」という単位で土地を治めていて
ドイツとオーストリアはハプスブルク家の領地だったから同じ言語なわけです。

なのでいろんな家に代わるがわる治められていた土地ではいろんな言語が入り乱れている。
例えばスイスは公用語がドイツ語・フランス語・イタリア語、ロマンシュ語と4ヶ国語もある。
島国日本人には考えられないよねえ。
授業とか大変だろうなあ。


 

ミラベル宮殿に着いた!
サウンド・オブ・ミュージックの舞台になっている場所です。
ドレミの歌を口ずさみながら入りまーす。



※歌と台詞: 平原絢香

サウンド・オブ・ミュージックは1965年に創られたジュリー・アンドリュース主演の映画で
ドレミの歌、エーデルワイスはこの映画の曲なんですよ。


 

んおおおおおお美しいいいいいいい!!!





まったく変わらないミラベル宮殿!

池には硬貨がたくさん沈んでいます。
お金を投げるとハッピーになるとかそういうやつですね!1セント投げるよ!



 

鳥の巣箱かわいい。


 

サウンド・オブ・ミュージックのツアーって書かれた車があるよ!
ちな、映画のヒロインのジュリー・アンドリュースは今81歳だそうです。
面影はそのままでとっても美しいおばあさんになっています。

この映画が大好きで、台詞を暗記するくらい見たよ。

 

宮殿内を歩いていたら
モーツァルトさんがいらっしゃった。




日本では鳥貴族オンリーなわたしですが
ちゃんと貴族のお辞儀もできますよ!


 

oh…レディーには手の甲に接吻もしてくれます。
さすが貴族ー!鳥貴族と違うわー!ぜんぜん違うわー!

接吻までいただいてお写真撮らせていただいたので、ウッキウキで2ユーロ置いていきます。


 

いろんな楽器のおもちゃが売ってる。
妹が大興奮でお買い上げしたヴァイオリンは
弦を弾くといろんな曲が流れる。でも20ユーロもします。


ところで
ミラベル宮殿で公衆トイレに入ったんだけど、
トイレ前に硬貨を入れる機械みたいなものががあってな。
トイレの使用料をここで払うんだろうなと思って2ユーロを入れたわけです。

するとそれはどうも料金を入れる箱ではなかったみたいで、何かが出てきた。
流せるティッシュ?ナプキン?(日本であるある)

箱を開けてそらもう大騒ぎ。

これ何に使うんですかwwwwwwwwwww





日本より治安がいいと言われるザルツブルクで
なんでトイレ前の自販機で注射針買えるんよwwwwwwww

何のために使うものなのか
ぐぐりまくったけど分からんかった!
ご存知の方はいらしたら是非教えてください。


 

ひとしきり大騒ぎしたあと、また来た道を戻って洗濯屋に戻ります。
いいねえ、この街の雰囲気。
ザルツブルクに住みたい。暮らしてみたい。


 

8日分の洗濯終了ー!
洗濯8ユーロ、乾燥5ユーロ。

洗剤は別料金で買わなきゃいけないので、液体洗剤を詰め替えて持ってきています。


 

ここでFUROSHIKIの出番ですよ。
FUROSHIKIはなんにでも使える優秀な子。一枚持って行くとあれこれ使えるで!




はらがへったと呟きながら洗濯物を置きにホテルに戻ります。
やはり粥は飯にならん。
水も買わなきゃだしスーパーに寄ることにする。




妹「これ呑みたい!呑みたい!呑みたい!」

今日の夕餉は欧州8日目にして、初めてちゃんとした晩餐会に行くんやで?
ついでにザッハ・トルテも食べるんやで?
レディーならガマンして。


水と6個で80セント(100円くらい)の激安パンを買ってく。
妹かわいそうなのでパックのジュースを追加で。


 

お会計が「3ユーロ68セント」になるやん?
几帳面な性格が故、68セント分の小銭をぴったり出すわけです。

なのに、なのにだ。
レジで華麗にスルーされる。
硬貨を一瞥しただけで10ユーロ紙幣だけ摘み取って、おつりをチャリンチャリンと渡される。
950円の会計で1050円預かって100円おつりを渡す、そんな文化はここにはなかった。


 

オーストリアでも家々で復活祭の卵の飾りがなされている。
卵の殻に色を塗った手作りだ。かわいいなあ。


 

ホテルにタダイマーして、テラスで二度目の朝ごはんをするよ。
80セントのクロワッサンと一緒に、先日KTGWさんにいただいたクナッカーを戴くことにする。


みゆ「KTGWさんちの方角に向かってーーー!」
桜井・妹「合掌ーーーー!」


うっはぁぁぁああ!
クナッカーうっまああああっ!!!!
 

見た目はサラミ。発酵した感じのクセがあります。
日数を置いて熟成させると風味が変わるそう。
こんなの初めて。酒呑みにはたまらん香り。

晩酌のおつまみにって頂いたんやけど、飢えを凌がせていただいています。
ありがとうKTGWさん。
これ日本では絶対買えない。




軽くはらを満たした後は散策再開、
これからおいしいザッハ・トルテを探す旅に出て
モーツァルトさんのお生まれになった家を見学して、ホーエンザルツブルク城まで行きます。
その後オペラ鑑賞しながら晩餐会。
今日もだいぶ歩く予定。

緑と赤のSPARの看板を見つけてSPAR!SPAR!と歓喜。
でもSPARってヨーロッパ発祥だったんだね。


 

ザルツァッハ川に架かるマカルト橋はちょっとした有名スポットです。
恋人たちが二人の名前を書いた南京錠を橋に掛けて、鍵を川に投げ捨てると永遠に結ばれると言われているんだよ。
なので橋の柵には南京錠がじゃらじゃら掛かっています。

チャリ用のワイヤー錠(スーツケース盗難防止の固定用)なら持ってる!
書かなきゃ!名前書かなきゃ!


ちな、南京錠はこのへんのおみやげ屋さんに売っています。
でもどれも10ユーロ以上するので、やりたい方は日本の100均で買って行ったほうが懸命です。




お店の飾り看板がかわいい。ローテンブルクっぽい。
オーストリアの町並みも古き良き歴史を感じさせる。


 

音楽の街なので楽器屋さんがたくさんあります。




雑貨屋さんに寄ったら卵祭りなう。




クリスチャンじゃなくともひとつ欲しいって思うやろ!

ところで販売用のイースターエッグの中身ってどうしてるんかなあ。
とてつもない数の卵をスタッフーが美味しく頂いて(ストローで吸い出して)おるんやろか?




桜井が買って帰ると言うんだけど卵の殻、ガラスより脆い。
前にドイツで陶器のイースターエッグを買って帰ったので、陶器製を買ったほうがいいとオヌヌメ。


 

デリカテッセンのお店。
後ろ髪惹かれるけれどもザッハー・トルテを探す旅なのです!




mapを片手にモーツァルトの生家を探しつつ、ザッハ・トルテが食べられるカフェを探してうろうろうろうろ。
するとどこからか母国語が聞こえてきた。


「おっぱいさいこー!」
「おっぱいがうんたらかんたら!」


ん?
おっぱい?

どこにアジアの恥晒し 日本男児がおるん?ときょろきょろしたら
ジャージを纏った日本男児がおっぱいおっぱい言いながら歩いてた。




「あーゆあじゃぱにーず?」
「いえすいえす!うぃーあーじゃぱにーず!」

聞けばサッカーでオーストリアに来ている高校生とか。
サッカーで海外に行く高校ってなんなんやろ?すごいやんね!HAJISARASIだけど!


 

カフェのメニューを見て回って「ザッハ・トルテ」を探す。
せっかく郷土名物を味わうならおいしいものが食べたい。
なるべく高そうなやつにしよう。


 

いやっほう!!!!!!
念願のザッハ・トルテやねん!
もちろん三人でひとつです。
ありがたーく本場のアマイーノをいただきます!


 

「どうすか?」
「・・・・」


正直、
甘い。甘すぎる。脳天が痺れるわ。




やはりホテル・ザッハーで食べないといけないのだろうか。
きっとそういう問題ではない。
やはりアマイーノは日本で食べるのが一番旨いのだ。


オーストリアでザッハーを食べられたのでひとまず満足。
モーツァルトさんのお宅を探そうよ。
google先生はここだって言うてるけど
ないやんなあ?
そう言いながら同じ場所ををうろうろしていたら


 

あった。

なんとSPARの上!

まさか一階がコンビニだなんて思わないじゃないですかあ!!!


 

日本語の案内がありました。

お城とかこういう施設って学生料金があります。
一般10ユーロ、学割だと3.5ユーロ。
高校生までは大抵パスポートでいけるけど、大学生は国際学生証を取得していくべし。大学の学生証単体ではNGですよん。
国際学生証は大学生協で取れます。
ただし筑波大は生協がないので、桜井はどっかの大学まで行って取ってきたらしい。


ここも一切の撮影が禁止だったのでお写真がありませんが
モーツァルトの使っていた生ピアノやら、手書きのナマ楽譜が見れました!
死んだ魚みたいな顔しながらあちこちの街歩きに着いてきた妹も、この街では水を得た魚のようだよ。


因みに各都市、三人で担当を分けて下調べしたんだけど
ザルツブルクは妹に任せた。
妹がどうしても行きたいという街だったので。

で、わたしと桜井は超絶綿密な計画書を作るんだけど
妹の提出してきたやつは酷かった。




mapのスクショアンド手書き…?


え?
これだけなん?


妹「ホテルは安いよ!(宿泊サイトのスクショ)」
妹「駅からホテルまでは7分くらいでー、ホーエンザルツブルク城は地図の上側、こっち~」
妹「ホテルからオペラのコンサートホールまでは14分で~」
妹「近くにモーツァルトの生まれた家があってねー、mapでいうとここ!ここ!」

このスクショ一枚を見て廻れってか…?


これを文書化したものが
オーストリア計画書(桜井作)

様々な性格の持ち主がいる。


 

山の上の城までひたすら登ります。
今日も相当歩いてる。



 
サウンド・オブ・ミュージックのワンシーンとまったく同じ所を歩いています。
すごいよね!
50年経っても変わらない景色!


 

お城着。
日が傾きかけてきた。


 

ザルツブルク城前の広場で
等身大チェスやってる。なにこれすごい。




チェコやドイツは赤い屋根だったけれども
ここは赤くないね。



 
ザルツブルクを一望できる絶景ポイント!


 

あの山の向こうはスイスかなあ。
マリアとゲオルグ、トラップ一家はあの山を超えてスイスに亡命したのです。(BGM:すべての山に登れ)




 
オブジェの上になんかいる。
日が暮れてきたので山を降ります。


 

街に戻ると市場にも灯りが灯っていた。おなかがすいた。チーズ食べたい。




全てハムやらソーセージ。
日本で見ることのないものばっか。
ちなみにほとんどのソーセージ類は日本に持って帰れません。空港で没収されるよ。




誰でも入れる教会があったので立ち寄ってみた。


 

んんんんん…!なんて綺麗。

でもここから先は観光者は行ってはいけません。信者さんのみです。
なのでここからお祈りと感謝をしておきます。アーメン。


 

ザンクト・ペーターレストラン(STIFTSKELLER ST. PETER)着。
創業803年の中欧最古と言われる歴史あるレストランだそうです。

今夜はここで食事をしながらアマデウス楽団のオペラを聞くんやで。
 

 

とても美しい装飾が施されたレストランんんんん!

オペラを見ながら食事、お一人様100ユーロ。(お酒は別料金)
妹がどうしても見たかったやつ。


 

ちゃんと正装してきていますよ!
今日はシャツも洗濯してありますよ!


 

飲み物はワンドリンクしかついていないのでワインを頼む。
お勧めを聞いたらイチオシのオーストリアワインをお勧めくださったんだけど

ボトル70ユーロ(9,000円ちょい)くらいした。ガハガハッwwwwww




フレーバーのついたバターがおいひいいいい!
パンに付けなくてもこのままおさけのつまみになります!




香りだけで分かった。カニのスープや。
残念だけど甲殻類アレルギー、桜井にパス。

予約するときにアレルギーを伝えていたんだけど上手く伝わっていなかったみたい。(帰国後レビューにこのことを書いたら丁寧な謝罪を戴きまして////)



食事を始めて暫くすると開演


 

メインのお肉は和牛ではないのが残念(アタリマエ)
ワインは高かったけど重厚な味わいで複雑なフルーツの後味がする。素晴らしく旨い。




・ドン・ジョヴァンニ
・フィガロの結婚
・魔笛

一般人に馴染みのある演目を歌ってくれる。わい、フィガロの結婚も魔笛も歌えるよ!!!(歌うな)




デザートはオーストリアスイーツ、ウ・ア・ラ・ネージュ
アングレソースの上にメレンゲが乗ったもの。


 

気持ちよくほろ酔いで終演。
コンサートホールもいいけれど、食事とお酒を楽しみながらコンサートを聴けるってとても素敵。




夜景撮影をしつつホテルに戻ります。
妹ほっくほく!今日はタラタラ写真撮ってても文句言わないよ。




山の上にホーエン・ザルツブルク城が見える。
街中歩いて山を登ってまた街を歩いて、今日もよく歩いた。

もう少しこの街にいたい
できることなら住んでみたい
そう思わせるとても美しく穏やかで、音楽に満ち溢れた街だったよ。

→明日は6時起き、8時12分発の列車でベネチアはイタリアーに行きます。6時間掛けての列車移動、がんばります。



マイレージ消費の旅ー那覇空港からナッシング・パンティー編

2017/01/30(Mon)

▶マイレージ消費の旅ー福井で幽霊に遭遇編
▶マイレージ消費の旅ー非常口座席という使命を受けつつ、オキナワー★
▶マイレージ消費の旅ー那覇空港からナッシング・パンティー編 ←イマココ

***

二泊三日最終日、台風が来るらしい。
渡嘉敷島には行けなくなったけど、ビーチリゾートができない(泳げない)人である。真夏ではない季節に行こう。

朝ベランダに出ると、航空機の轟音とともに突き刺すような日差しと熱気。
これはしぬで、と本能が訴えるので部屋で飛行機見ながら二度寝。短い旅程でもったいない時間の使い方だけど、いいホテルでゆったり過ごすのは贅沢な時間でもあるのだよ。帰って寝るだけの部屋なら東◯インでよい。

優雅な二度寝の後、今夜帰宅ということで荷物を纏めてホテルを後にします。
飛行機ビューの長瀬島ホテル。さいっこーだったよ!ありがとうさようなら!


◯洞窟カヘを目指す

オキナワーには自然の洞窟がたくさんあって、中でもガンガラーの谷とういう
沖縄の大自然に触れられるところがあるらしい。
洞窟から森の中はグループツアーで案内してくれるらしいです。

モノレールの旭橋駅から上泉までバスに乗るんだけど、バスターミナル工事中で上泉行きのバス停を見つけるのに一苦労する。
同じく上泉行きのバス停を探してうろちょろしているカップルがいらして、「もしかしてガンガラーの谷ですか?」「そうでーす!」ということで一緒に探して見つけました。Sit!ラブラブ旅行なんですね!




で、このバス停にて。待てど暮らせどバスが来ない。
地元の方に聞いても行き先も時刻表も間違っていないし、バスが遅れるのは普通らしい。ガンガラーに向かう3人以外、誰も焦っていない。これが県民性なのか。
曇り空ではあるけれどむちゃくちゃ暑い。しぬでしょ。ちょっと焦ろうか?

んー。
このままではツアーの開始時間に間に合わないので、バスが遅れていることをガンガラーに連絡。でも次の回には定員いっぱいで回せないらしい。
カップルさんも二人で「どうする?どうする?」なんというか判断力のない彼氏だな。

「割り勘でタクシーで行きません?」と提案。三人でタクシーでGO。




無事受付時間前にガンガラーの谷の入り口に到着。
この中は洞窟になっていて、カヘがある。
Cave Cafe
地ビールやら南国っぽい飲み物があるけれど、ギリギリについたので一杯呑る時間なーい。




十数人のグループでアテンドの男性について洞窟を抜け、森を散策。
うわーーー自然がめっちゃ南国!




目の前のお二人がバス停探しからご一緒してるカップル、そして左の男性が判断力のない彼氏です。




ガジュマルの木。

この木、歩くんだって。
枝が伸びて地面に伝って、根っこになり
古い根っこは枯れてしまって、また新しい枝が伸びて地面に伝って根っこになり……を、数十年繰り返し木が移動するんだとか。神秘だなあ。


 

ピントが合っていなくて申し訳ない。
なかなかお目にかかれないサイズの蜘蛛さん!こんにちは!

巨大な蜘蛛とか虫がうようよ生息しているので、虫嫌い女子はだめかもしれんね。


 

すごい、異世界に紛れ込んだみたい。

生まれ故郷も大自然だらけやけど、北陸と沖縄は自然の感じがまるで違うなあ。
ケアンズで見た自然ともまた違う。これが世界の気候の違いなんですね。




ここからまた洞窟、ということで
ランプを戴く。
この先、ありがたーい男性をお祀りしてある場所があるそうです。




ん、
まあ
だいたいこんなことだろうと予測していました。

ちん子とかまん子とかおっぱいで騒いだり祀ったりするのは
人類普遍の原理なんですね。




このアテンドのイケメンさんは東京出身なんですって。
ここにいらして仕事を始めた経緯なんかを二人で歩いているときにこっそり話してくれました。(ぼっちに気を使って話しかけてくれたんだお///)うpの許可ももらったお☆

ガンガラーを出たらカップルさんに「おきなわワールド」にご一緒しませんか!って誘われたんだけど(やだちょっとうれしい///)この後行きたいところがあったので一緒に記念撮影してお別れしました。
ハバナイストリップ☆彼氏さんがんがれよ。


◯行ってよかったのかと思い返す、旧海軍司令壕。




次に目指すは豊見城市にある旧海軍司令壕。
バスを乗り継いで行けなくもなかったけど、いかんせんブルジョアジー 閉館時間の都合でタクシーに乗る。

タクシーのおんちゃん、おもしろおかしく観光案内してくれた。ありがとう!




おばあちゃん……来たよ。(おばあちゃんはここで眠ってはいません。福井で元気に存命です)
沖縄戦で司令部が置かれた巨大防空壕がそのままの形で保存されている施設です。




慰霊碑には錨のオブジェクト。
海軍っぽい。すごくかっこいいです。




まずは展示室で沖縄戦直後の写真などを見たんだけど




米兵に助けられている住民や子どもたちの写真がたくさんあった。




この戦争はとても悲惨だったけれど
沖縄戦直後にこんなシーンがあったんだなと思うと、そして日本人の手でこのように掲示されているんだと思うとぐっときた。

これから壕の中に入ります。


 

中は巨大迷路のようで
いろんな部屋がある。




ここは怪我人を収容した場所だそう。
この狭いスペースに怪我人の山、排泄物に塗れ、虫が湧き……だそうだ。想像したくないですね。




ここが大田実少尉(死後中尉)が、最期に海軍次官宛の電報を書いて拳銃で自決した部屋、司令官室です。
この部屋の写真の反対側には石像の仏様が置かれていて、振り返ってぞわっと鳥肌が立つ。失礼な表現でごめんなさい。平たく言うと怖すぎた。


以下、太田少尉が書いた海軍次官宛の電報(現代訳)引用:Wikipedia

” 沖縄県民の実情に関して、権限上は県知事が報告すべき事項であるが、県はすでに通信手段を失っており第32軍司令部もまたそのような余裕はないと思われる。県知事から海軍司令部宛に依頼があったわけではないが、現状をこのまま見過ごすことはとてもできないので、知事に代わって緊急にお知らせ申し上げる。

沖縄本島に敵が攻撃を開始して以降、陸海軍は防衛戦に専念し、県民のことに関してはほとんど顧みることができなかった。にも関わらず、私が知る限り、県民は青年・壮年が全員残らず防衛召集に進んで応募した。残された老人・子供・女は頼る者がなくなったため自分達だけで、しかも相次ぐ敵の砲爆撃に家屋と財産を全て焼かれてしまってただ着の身着のままで、軍の作戦の邪魔にならないような場所の狭い防空壕に避難し、辛うじて砲爆撃を避けつつも風雨に曝されながら窮乏した生活に甘んじ続けている。
しかも若い女性は率先して軍に身を捧げ、看護婦や炊事婦はもちろん、砲弾運び、挺身斬り込み隊にすら申し出る者までいる。
どうせ敵が来たら、老人子供は殺されるだろうし、女は敵の領土に連れ去られて毒牙にかけられるのだろうからと、生きながらに離別を決意し、娘を軍営の門のところに捨てる親もある。看護婦に至っては、軍の移動の際に衛生兵が置き去りにした頼れる者のない重傷者の看護を続けている。その様子は非常に真面目で、とても一時の感情に駆られただけとは思えない。

さらに、軍の作戦が大きく変わると、その夜の内に遥かに遠く離れた地域へ移転することを命じられ、輸送手段を持たない人達は文句も言わず雨の中を歩いて移動している。
つまるところ、陸海軍の部隊が沖縄に進駐して以来、終始一貫して勤労奉仕や物資節約を強要されたにもかかわらず、(一部に悪評が無いわけではないが、)ただひたすら日本人としてのご奉公の念を胸に抱きつつ、遂に‥‥(判読不能)与えることがないまま、沖縄島はこの戦闘の結末と運命を共にして草木の一本も残らないほどの焦土と化そうとしている。
食糧はもう6月一杯しかもたない状況であるという。

沖縄県民はこのように戦い抜いた。
県民に対し、後程、特別のご配慮を頂きたくお願いする。 ”





幕僚室。
幕僚が手榴弾で自決した部屋。

ここは本当に無理だった。








この写真をほじくり出すのも怖いんだ。

入った瞬間、ゾクッとした。
霊感はないほうだと思う。
でもこの部屋はたくさんの何かが渦巻いているように思えるんだよ。

全身が全霊でいやな感じを訴えて壕内から出た。
真夏の暑気でリアルに返る。
戦争を知らないわたしがこんな気分になったというのに、戦争を経験したおばあちゃんはどんな思いでここやひめゆりを見て歩いたんだろう。想像の範疇を超える。

後でおとうちゃんに話をしたら
「あほっ!戦争の跡地と洞窟だけは行ったらあかん。そらようきいなさるわ!(霊がたくさんいるよ)」

おとうちゃんも沖縄が好きだけど、そういう場所には近づかないらしい。(平気な人はいいと思うよ!)
出発前夜に頭上めがけてガラスの電灯カバーが落ちてきたのは
行ったらあかんでっていう警告やったんかなあ。




司令壕のある小高い山を降りてバス停へ向かいます。
曇り空だけど暑い。あっちい。




この後は定番の首里城見学に行くことにします。

そしてまたここでも。
時刻表の時間を大幅に過ぎてもバスが来ない。
日本の交通機関の時間の正確さは世界一!と海外を列車で旅して思ったけれど、オキナワーのバスの来なさは酷い。
ホテルのシャトルバスですら一度も正確に来たことはなかった。ここ日本ちがうやろ。

首里城も閉館時間があるんやでーーー。
はよ来てーーー。



◯日照りとスコールに合いながら、首里城。臭いよ!

そんな随分と遅れてきたバスで奥武山公園駅、からのゆいレール




そこから
終点、首里城駅まで向かいます。
イヤッホウ一番前に乗れたぜ!

ここからみるみるうちに雲行きが怪しくなってきて
雨降りだしたー

首里城駅からだいぶ歩くんだけど、雨が本格的になってきた。
途中雨宿りをしていたけれど止む気配もなく、
コンビニを探して傘買おう!と軒下を飛び出したら笑えるくらいに土砂降りになった。




ここまで濡れたらもう傘いらないっす……ずぶ濡れで首里城に登っていきます。
しばらくすると雨足は弱くなったけどぽつりぽつりは止まない。
そして完全舗装はされているけど地味に山登り。
ザックを背負ってなかったらそんなに苦ではなかったはず。




雨に濡れて輝くハイビスカス。きれい。




そろそろなんか?
そろそろやろ!(ザックが重いです重いです)




この漆塗りの真っ紅な門は首里城に入る第一の門、歓会門。
この門を潜ると……




首里城きたあああああああああ!




正面から。

なんかこの写真を見て違和感を感じませんか?
そうなん、
この広場真四角じゃない。だから正面から撮っているようで歪んで見える。

というか
ここ、だーれも居ないように見えますが、アタリマエやけど観光客でいっぱい。
でも写真に人入れたくないじゃないですか。
人が切れるのを延々待ち続け、その瞬間狙って撮る。忍耐の一枚です。


ところで観光客というものは
家族連れ、グループ、カップルみな歴史的建造物などをバックに集合写真を撮るやん?
セルフィー☆に至ってはもっと謎である。
あれはなんなのか。




こんな感じ↑

建造物は背景、重要なのはそこに写ってるわたしたち☆
適当に描きましたが各キャラの性格や各々のグループ内の立ち位置までも、うまく特徴を捉えていると思いませんか!
こんなセルフィー集団の入れ代わり立ち代わりを眺めながら、人が切れるのを延々待った。


さて、お城の内部を見学します。
写真撮影はNGの場所とOKな場所があり、以下はOKな場所です。




アジアンチックな綺羅びやかさだねえ。




アジアンチックな冠。

ちなみにわたし、アジアンチックな建築物や宝飾品にはあまり萌えない。
好きとか嫌いじゃなくてお胸が高鳴らないのだよ。
なのでアジア旅行はあんまりしたいと思わない。

そして首里城にイマイチ浪漫を感じないのは
完全に再建されたものだからである。
やはり漢たるもの、何世紀前からの~というのは無条件にワクワクテカテカするものである。

 
 

でも、この足元の床下部分、
この瓦礫みたいなものは再建前からのものだそう。

東京タワーの下を覗けるガラス板みたいになっていて、観光客がそこに立ち「キャー☆」ってやっていたけどそれ違う。中見よっか!
(もれなくわたしも乗って一人で静かにキャー☆ってやって写真撮りました)


 

出口のお土産売り場で
かわいいシーサーがいらした。

\連れて帰ってよ!ヒャンヒャン/
いいだろう。うちの世界の間に置いてあげよう。

で、
暗くなったら首里城がライトアップされると聞いて!
ライトアップをひと目見ないと死ねない気がした。

御庭(うーなー)の城正面で日が暮れるまで待った。ひたすら突っ立って待つの子。忍耐の子。
見学を終えた観光客がわいわい通りすぎ、アホみたいに突っ立ってるのはわたしだけ。守衛さんの視線が痛かった。




山の上から下界を見下ろす。
暮れゆく海原を見ていてふと思う。

ここって東シナ海じゃない?
えっ、なにそれすごい!
日本の海は日本海と太平洋しか知らなかったよ!わたし東シナ海初体験だわ!

なんというか地理で萌えるナオンですみません。
趣味はgooglemapを眺めることです///

ちなみに糸満市の西側は東シナ海、東側はフィリピン海ですよね。
「←こっちから右が東シナ海」「こっちから左がフィリピン海→」みたいに両方見える位置って存在するんですよね??
すっごい浪漫じゃないですか。
その境界位置ってどこなんですかね。




そうこうしているうちに
明かりが灯ったーーー!

ちなみにGoogle先生は閉館が19時半とか言っていたけど、ぜんっぜん閉館しなかったよ。
多分夏時間営業なんだろう。
こういうところに来る時はオフィシャルなところで確認すべきですね!



 
ライトアップが見られたのでわたしも下山します。
さよならシーサー!




月が掛かったこの門も美しい。
アジアン・ビューティーが好きになっちゃうだろこら!


◯ラーなのか。オゥドゥンなのか。




下山して首里駅に向かう途中、いい感じのカヘがあった。
わー南国っぽーい☆と思いつつも通り過ぎようとすると
入り口のメニューに「ソーキそば」


 

YES!ORION!YES!ソーキ!

ラフテーが鎮座されたソーキソバは、ごくごく控えめに言って、アブラ足りない。
豚の唐揚げで釣っておいて、すごく中途半端なあっさりスープという万世のパーコー麺くらいがっかりする。

ただし麺は極太、ソーキはトゥルットゥル
背脂シャンシャンシャンシャンシャンシャンすれば完璧なソウル・フードになると思うの!

ところでこのソーキそばというのは
ラーなの?
オゥドゥンなの?

このさっぱり感、オゥドゥンなら納得なんだけど
イマサララーじゃないって言われたらみゆちん泣くで!!!


お腹を満たしたら首里城駅からモノレールに乗って国際通りに。
帰る前に一杯呑りたいです。


 

ここでオキナワーでどこでも見かけるブルーシールアイス。
一度は食べておかなければいけない気がして。




レモンソルベおいちい。
ノルマ完了。

夜の国際通り、人通りは多いけどお土産屋さんだらけストリートだった。
もっと首都の繁華街っぽいところを想像してた。


ところで今わたし、
汗にまみれ、ずぶ濡れになり、半乾きになりまた汗にまみれ……汚物なう。
これで飛行機に乗ったらテロかな。

那覇空港のカードラウンジにシャワーがあるのでフライト前に寄ろうと思ってた。
念のため詳細を調べたらラウンジの営業時間は20時までだった。ファック!

google先生、お風呂に入りたいです。
で、ヒットしたのが ”那覇マラソンで当日のフライトで帰る人が行けるお風呂リスト
一番最寄りが牧志駅から徒歩10分以内、国際通りから少し外れた所にあるりっかりっか湯。




ひゃあ〜さっぱり。
お風呂から出てキレイキレイになったところで気づく。

オウフ、
パンツがない。

汗にまみれスコールに合い、半乾きになってまた汗にまみれたパンティーを履く気にはなれない。
それほどまででもない昨日のパンティーも履きたくない。

もっと長期の旅だったらホテルで洗濯しているんだけど。
とはいえパンツは履かなくても飛行機には乗れますし。
ということで湯上がりのナッシング・パンティーは気持ちいいぞー。


◯ナッシングでギャラクシー・フライト。超☆銀河。

ラスト・ナイツの一杯を呑りたかったんだけど、りっかりっか湯に寄ってゆいレールの終電が迫ってきたので断念。
空港で沖縄名物と泡盛買って酒盛りしよう。




ナッシング・パンティーはスカスカして気持ちいい。
でもパンツ・スタイル(ねまきの下)だから、誰かにずり下げられでもしない限り露出することはないですよ!
無駄なワクソワ感に苛まれつつ最前列ゲットだよ☆




0時頃那覇空港着、
午前3時30分フライトを待ちます。

なーんとこのANA1000便
ギャラクシー・フライトって言うんです。
期間限定便。
しかもこのハイシーズン時期、どこのLCC(のハイシーズン価格)より安かった。


 

昼や夕方の便だったらマイレージを使ってJALに乗ってた。

午前3時30分発のギャラクシーフライト

浪漫しか感じない。
気がついたらぽちってた。




ほんなんで
ここで3時間半ほど待つんやけど
那覇空港、カードラウンジどころか売店も、コンビニの一軒も開いてなかった。

かろうじて自販機で飲み物は買えるものの、アルコールはなし。
しくじった。
お腹と心を満たすものがなにもない。
このローソンはばかなの?遊びなの?




僅かなソファー席椅子席は先客でいっぱい。
ジベタリアン・スリーパーがごろごろいらっしゃる。
成田や羽田も夜を過ごす人は大勢いるけど
眠らない空港、椅子もソファも多いからこんな光景見ないですよね。




空港にオフトゥン持ち込みの強者がいらっしゃる。
すげえ、オフトゥン持って搭乗するんすか?




地べたでインターネッツして過ごすです。
ナッシング・パンティー快適すぎて病みつきになるわ。

呑まないで3時間半を過ごすのはなかなか長かった。
ようやく搭乗。
着席して即刻フードメニューを開いて絶望した。
なんもおなかにたまるものがない。
発狂。




唯一のごはんメニュー、はも雑炊(540円)を頼んだんだけど
まるで空腹を満たすシロモノではなかった。

ANAさんはあほなんやろうか
そこはハモじゃなくていい。
ぼったくり フライト価格でいいから、なぜカップ麺を置かないのか。

JETSTARはカップヌードル、大韓航空は辛ラーメン、
スペインのLCCだって謎のカップ麺があったで。


そしてやで
事前に窓側を指定しておいたにも関わらず
渡されたチケットは左列真ん中。
ギャラクシー・フライトですえ!お外見るためにこの便乗ったんやでええええええ

しかも隣の窓側のおばちゃん、座った瞬間睡眠体制に入り
眠るためにパタンと窓閉めた。

NOOOOOOOOO!!!!!
なんで閉めはるの?!

(´・ω・`)ションボリヤデ……


気を取り直して
エコノミーがファーストクラスになんよ!と謳う飛行機フットレストてのを試してみることにした。

海外への長時間フライトは脚がむくんできっついじゃないですか。足の置き場がなくて安眠出来ないじゃないですか。
なんかいいものないかなあと思っていた時見つけたのがこれです。




丸めるとすごくコンパクトで軽い。




テーブルにセットして足を乗せた状態。
感想、足置き場が出来たレベルかな……?




ところがこの足置き場、
足を組めば脚が右に倒れ




揃えていても眠る時どっちかにくずおちる。

ぜんぜん安定しないやん!
(ちなみに商品レビューはすごくいい)

結論。
やはり足がフラットにならなければリラックスできない。

ちなみに今、世界一周をエコノミーで三回くらい出来るマイレージは持ってる。(ANAなら世界一周65,000マイルから!)
でも世界一周するならぜったいビジネスで行こう。(ビジネスで世界一周105,000マイルから!)


お外が見たいので座席を立ってトイレの傍の窓を覗く。
日が昇るまでトイレ前で待機。じっと待つの子。


 

キタワァ……


 

これを見るためにこの便に乗った。
国内線で夜明けを見られるのはレアケースですよね!




地球に生まれてきたことに感謝する瞬間。

窓に張り付いてお外を眺めてうるうるしていたら
「美しいですよね。素敵な写真を撮ってくださいね」
てCAさんに声を掛けられた。

こんな声掛けができるCAさんは本当に素敵だ。




午前6時の少し前に羽田着。
素敵なナイツを過ごせたよ。ギャラクシー・フライトさんどうもありがとう!




帰る前に飛行機見ようと5Fの展望デッキに行ったら
デッキに出られるのは6時半からだった。
空腹が痺れを切らしていたので諦めて帰ることにしました。




買ってきたソーキそばだよ!

オキナワーに行ったら
またソーキそばをするだろう。
アブラたんねえ!ってタマシイが雄叫びながらも
再びソーキそばを啜るだろう。

で、
これは
オゥドゥンなのか
ラーなのか




世界の間で。
ダビデくんを警護するシーサーさんやで!

オキナワーは見どころが多すぎて、2、3日では触りにもふれられなかった、というのが今回一番の感想です。
次回は別ジャンルから迫ってみたいです。
LCCがあほみたいな値段を叩き出してるしね!

【完】




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