【前編: カーチャンが家出】
【中編: 続・カーチャンが家出】
【後編: 完結したでwwwwww カーチャンが家出 】←イマココ
スカイツリーも東京タワーも、アメ横も築地もお台場も一通り行ってるおかあちゃん。
どこ行こか…って言うたら「買い物!」って言うので
家で軽くブランチを済ませてからレイクタウンとレイクタウンアウトレットに行くことにした。
ナオンはいくつになっても買い物が好きなんだなあ。
ほんなんで買い物しまくりんぐ!
18時過ぎに買い物を無理矢理終わらせて、
今日は外でご飯食べような、って上野のアメリカンバーに連れて行く。
この店の名物のショーを見るためにバーカウンターに座るけど、平日7時、ガラガラ。
そんな時、わざわざおかあちゃんの隣の席に座ってくるサラリーマン。
落ち着かないカーチャン。
「なんやろこの人…席いっぱい空いてるのにわざわざ隣に…イヤらしい…」
「なあ…、まあちゃん(弟下)に雰囲気が似てるわ…」
隣の方がどうも気になる様子。
「失礼やからじろじろ見たらあかん!」と注意する。
なのにそのリーマン「ビールください」とオーダーしつつ、
更にカーチャンのほうにすり寄ってくる。
「見たらあかん!」と言われつつも、気になってしょうがないらしい。
チラチラ盗み見たら、え?え?え?
ええええええええええ
どうみてもあなたの息子さんでしたwwwwwwww
「まさか東京のど真ん中で!
息子が隣に座って来るなんて夢にも思わんやろ?のお!」
そんなんで三人集まったことだし、広い席に移動しようとしていた時
「この家出娘!!!」
じゅんちゃん(弟上)とコドモ達が登場
うええええええええwwwwwwwwwww
で、まあそこまでは良かったのだけどね!
「帰るって言う日にノコノコ帰ったらあかんて!
おとうちゃんがごめんなさいって謝るまでは帰らせたらあかん!」と炊きつけるじゅんちゃん。
輪をかけて
「ほやほや!ちょっと心配させなあかん。
ねえちゃんちの次は僕のマンションに来ればいい!」というまあちゃん。
やwめwてwwwwwwww
おとうちゃんのHPはもう0よwwwwww
こっそり席を立っておとうちゃんに電話する。
「おとうちゃん、みゆきちゃんからの一生のお願いや」
「お願い聞いてくれるなら、みゆきなんでもする!
おとうちゃんのシモの世話だってなんだってやる!」
「じゅんちゃんとまあちゃんが帰らなくていいって焚きつけていてもう大変!
口先だけでいい、思ってなくていいから。ごめんってマッマに電話して。お願い。
じゃないとみゆきこの上野で死ぬ。」
そうお願いするのに、ヤケ酒呑んだおとうちゃん、
「家出はいい!せやけどごめんは一生言わん!」
アシカガー、皆ダメすぎるwwwwwww
たwすwけwてwwwwwwもうどうしたらいいのwwwwwwww
マトモなことを言ったのは、まだ幼い孫だけだった。
修学旅行のお土産を渡して
「早く帰って。これおじいちゃんと一緒に食べて?ね?」
泣いた。あの子はじゅんちゃんの子ではない。紛れもなく嫁のけいこちゃんの子だ。
最終兵器、
昨日けいこちゃんに貰って、涙を噴いたメッセージをおとうちゃんに送りつけた。
起きて読んで、泣けばいいと思う。
***
お母さん、満面の笑みですね、元気そうで何よりです。
明日は合流できなくて残念です。
私はお父さんが優しいところしか知らないのです。
昔、寒がりの私に、自分が着ていたフリースを「これは暖かいでぇ」って言って私に貸してくれたのは一生忘れません。
お母さんがお父さんにしてあげた事もたくさんあるけど、お父さんからお母さんにしてもらった事もたくさんあるはずです。
ちょっとだけでも思い出す時間ができるといいですね。
四季劇場到着。
これから四季のSOUND OF MUSICを観劇します。
この映画は100回観た大好きな作品。
全台詞言える。どのナンバーも全部歌えるよおお!
好きすぎてこの間オーストリアはザルツブルグまで行ってきたもんねwwwwww
幕開け、SOUND OF MUSICのメインソングで号泣wwwwさいこうwwwwww
「わたし全曲歌える。二幕の幕開けでしれっと舞台に上がって歌ったらあかんかのう?」
「やめときねん。音程ずれてて摘み出されるわ」
わたしの音痴はあなた譲りやろ?
社交ダンスのシーンにて。
おかあちゃんとおとうちゃんは社交ダンス歴数十年のベテランである。
「おかあちゃん、しれっと混じって踊ってこか?」
ドレミの歌やエーデルワイスはこの作品が原曲だってご存
エーデルワイスは祖国オーストリアを称える歌。
二人でお
「みゆきちゃんの舞台を東京までなんべんも観にきて、そ
観劇後東京駅へ。東京駅は初めてなんだって。
そうか、いつも車やもんねえ。
駅ナカでおとうちゃんの朝ご飯にとパンを、駅弁をお昼のお弁当に持たせると買い込み、
両手一杯お土産を買い込み。
このご様子なら大丈夫やなと新幹線に乗せました。
新幹線を見送ってからおとうちゃんに電話した。
今新幹線に乗せたよと。
「そうか…ありがとなあ。
悪いんやけど、おとうちゃんからメールしづらいから…
みゆきからメールしてほしいんやけど…」
「炊飯器がもう空っぽやねん…明日食べるもんがないんや…
うちに帰ったらご飯炊いといてくれんかって…」
アフォやなあ。そんなことおかあちゃんは重々承知やん。
明日の食事はパンやらお弁当やら、いーーーっぱい買い込んで帰ったって。
ほんで昨日は酔っ払って強気だったくせに、もごもごいろいろ言い訳を始めた。
「とうちゃんもなあ、仕事も畑も一生懸命やってるんやで。かあちゃんも大事にしとるんやで。
いーーっしょうけんめいやってるのに・・・・・・」
わかってるって。全部知ってますがな。
せやからわしがこんないい子に育ってんろ?
「今度ケンカしたら、とうちゃんが家出してくればいいやん。
うちの車の車検もしてほしいし。とうちゃんがうち来ねんの」
「うん、そうするわ(´;ω;`) 今度はとうちゃんが家出する」
今回のこのお話、リアルタイムでFacebookのほうに書いてたんやけど
大野の友人のメッセージとかを全部おかあちゃんに読み聞かせました。
「あんたあっ!きよみちゃんとか!たーさんとか!みんな知ってるんでないやろの!」
「カーチャンもう大野歩けん…歌のレッスンも行けん…」
これにてカーチャンの家出話は完結です。
某所では温かいメッセージをたくさん戴き、ほんっとうにありがとうございました。
みなさまもお父様やお母様、お祖父様やお祖母様がお元気でしたら、ほんとうに大事になさってください。ほんとうに。