私のiPadは13.4ミリです。

2010/07/31(Sat)

やぁっ
ニッキとか何か月ぶりよっ///


なんかね
怒涛の6、7月だったっつーか!
それもなんとか終わった☆
きっとね!



そんなこんな
先々週だか
先先々週の話なんだけど聞いて!


会社帰り、
あたしが乗ってる電車に、ピラチン風の二人が乗車してきたわけ。

DQNってゆうには年が行き過ぎてるし
893屋さんってゆうにはハクが無さ過ぎるし
短パンから覗く刺青は、どう見てもペイントだしw

まぁ、そんなチンピラ屋さんって風情。


一人はアニキ、一人は舎弟、そんな雰囲気。
で、アニキのほーが、大声でケータイで通話してんの。


これから飲みに行くぜ
女集めろ
金なら心配スンナ
ばかやろーてめーはオンナ集めろっつーの!




わざとかどうか知らんけど、優先席ドまん前で
そんなことを大声で喚き散らしてるわけ。
携帯に向かって。


周りはじろじろ、冷たい視線を二人に送る。
でも、誰もこのアニキに「ねぇちょっと携帯は」と進言する人も居ない。
キチガイに注意でもしたら、今のご時世、
逆ギレされて何されるか分かったもんじゃないしね!

ただ、そんな周りの視線に、舎弟(以下、ヤスって呼ぶね☆)が
ちょっと申し訳なさそうにしてた。
ふーん、ヤスにはほんの少しの道徳観はあるわけなんだ。


そんなこんなで
あたし、ヤスに言ってやったんだ。

「せめて優先席から離れて通話したらどうですか?」って。

務めてにこやかに。
敵意は微塵にも表さず。


そしたらヤス、ペコペコ頭を下げて、
アニキを引っ張って移動させてった。
ちょっとー、ヤスいいやつじゃん!

で、アニキは「は?」「あ?」みたいな顔をしつつ、
通話しながらヤスに引っ張られて隣の車両に行ったわけ。


そこで
隣の見知らぬ女性に「アナタやるわね~!」って囁かれ、
車内からも「良く言った!」みたいな視線が送られてきて
拍手でも起こりそうな雰囲気やってんけど・・・


あたしは、
ブチ切れたアニキが戻ってきて、騒ぎを起こすんじゃないか
それがちょっと不安だった。

もうね、ここであたしもそそくさと車両を変えれば良かったんだけど。

いや、変えようとしたんだけど。
ちょっと遅かった。






あ?
ナニ?!
あいつの心臓にペースメーカーでも入ってんの?

何、ペースメーカー入ってんの?!





うっわ
予測通りwwwwwwwwwwww

隣の車両とコッチの車両の間でアニキが喚いてる。
それを必死で宥めようとしているヤス。



ヤスがんがれ!
引き留めろ!

こっちくんな
こっちくんな
(必死に念を送る)




あ?
なんなのあいつ?
はっ?!





あと2分ほどで次の駅到着!!!!


こっちくんな

こっちくんな!!!!!!





こっちくんなwwwwwwwwwwwきたああああああああああwwwwwwwwwww








「は?
なんだテメー!!
テメーペースメーカー入ってんのか?
あ?!」






あたしのナナメ前で喚くアニキ。
ヤスがアキニ、と引き留めようとしてるけど
もうアニキ怒り爆発。



どうしたらいい?
どうしたらいい?

この場、どう切り抜ける・・・・・・?!




胸を開いて
入ってますって言ってみようか。
でも手術後とかないし。



上手いボケとかダメかなぁ

ボケて2分弱、持ち応えられるか・・・・・・・?

どうなのみゆきち?!?!




もうここは
一か八か。




アニキにニッコリ笑いかけて言った。





「iPadが入っています。」




はっ??」




予想通りのレスポンス。
でも勝負はここから!!!!

務めてゆっくりと、にこやかに話す。




「私の胸には、iPadが入っています」



「はぁぁぁぁぁぁぁぁ?!?!?!」





「ご存知ですか?
iPadの薄さは、僅か13.4ミリなんです。」


「そして重さは680グラム、
680グラム、ご想像出来ますでしょうか?
おおよそ、ペットボトル一本とおにぎり一個分です。」


※先月iPadガールやってたわけ、あたし





せんげん台到着あと何秒?
あと何秒????





(両手を両胸にあてながら)
「そして私の胸に入っているiPadも13.4ミリ。」



「は??

あ?????」




まだ分かってない!!
分かってない!!
よし!!
いける!!
せんげん台マダ?!
せんげん台マダ?!





電車がホームに

滑り込んだあああああああああああああああああああああ


ドアが開いたああああああああああああああああああああ




ここで焦って降りちゃダメ!
追っかけて降りて来るから!


ドアが開いてから心の中で数える。


「1・・・、 2・・・、 3・・・・」



「私のiPadの厚さも、13.4ミリなんです!」


そう言い切ると
扉の向こうに飛び降りた。


ぷしゅぅー!

閉まる扉。



あたしは
アニキにニッコリ笑って、「バーイ☆」って手を振った。


「うおおおおおおおおおおおおお開けろおおおおお(ドンドンドンドンドン)」(ガン切れ)



アニキは
閉まりかけの扉に向かって何とか降りようと試みるが虚しく、
扉をどっかんどっかん叩きながら、あたしの視界から遠ざかっていった。






あー
気持ち良かった☆

アホは制裁しなきゃねっ!




とはいえ
足がガクガク震えてた。
結構恐かったみたい、あたし。

これ、電車一駅の
5分足らずの間の出来事なんだけど
もうね
なんじゅっぷんにも感じたわよ。

ぶっちゃけ
ここで刺されて死ぬかもしれんと思ったわよ。


良い子は決してマネしないでね!



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