先日、某展示会にて就職のスカウトされまして。
その喋りとアテンドのスキルを生かして、ウチで働かへん?
みたいな。
まだ正式には決めてないけれども
話がトントン拍子で進んでしまってて。
で、
役員の方との面談に行ってきたんだけんど
その際、聞かれたこと。
「得意料理は何ですか」
これが
回答が思い浮かばなんだ。
ぷち悩んで「大概のものは作れます」とは言ったものの、
ちょー回答になってねー!みたいな。
でも日常的に料理をしている人なら、
同じように回答に困るんじゃなかろか。
食事をする為の料理とは
何か一品を作れれば出来た、というのではない。(※うんちく注意)
日本食であれば米があり、汁があり、主菜、副菜があり
それら全てを作り揃えること。
加えて言えば、炭水化物・たんぱく質・ビタミン・カロテン・無機質等
栄養素のバランスが取れていること。
更には、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく提供出来るよう
段取り良く仕上げられるかと言うこと。
伸びたラーメン、冷えた焼き魚は、ちと食えないよね。
それらを全て踏まえて、あたしは「料理」と表現する。
だので、「得意料理は…」と聞かれると非常に回答に困るわけ。
因みに、そんなことまで考慮して回答を考えたのは
現場で「料理教室」みたいな調理を行う業務もあり
「スキル的な意味」で聞かれたってのも。
合コンや雑談の中でのハナシなら、まだ具体的な料理名で答えようもあるんだけどねぇー。
するとソコで
今、基本的な料理、調理の出来る人が壊滅的になってきている、という話を聞いた。
あー、はーん
なるほじ。
良く、「どうしたら料理が上手くなるか」と聞かれるねん。
そんで、料理を覚えたいと料理教室に通う人も多いんだけど
料理教室はオヌヌメしないよ。
お外ゴハンで食べるような、ヨコモジ名前のキレイで珍しい料理を覚えてきても
実際、日常の食事の何のアテにもならん。
正しい米の炊き方を覚え、野菜の切り方・皮の剥き方いわゆる包丁の使い方を覚え、
魚、肉の焼き方を習得して
一汁一菜を作ってみることが、何よりの勉強だと思う。
で、
基本を習得すれば、後は応用でレパートリーが増える。
たまに、「米を洗剤で研ぐ」とかいう都市伝説を聞くこともあるけど
実際、「お米は何で炊くの?」と聞かれ
冗談で「あたしは酒で」と言ったら、何の疑いもなく納得されたことも。
「ああー、みゆきちなら酒で炊いてそう!」って、おいwwwwwwwwwww
また、鍋や和食、中華など「~鍋の素」「~の素」を使わないと
その料理が作れないと信じているコが多い現状。
さしすせそ、から始めねばならない。
※料理のさしすせそ
さ...砂糖、酒
し...塩、醤油
す...酢
せ...青雲
そ...それは
つかね、
アレやね、
子供の頃、イヤイヤながらも毎日食事の支度をカーチャンに手伝わされた…
そんな人が今少ないんだろうなぁ。
イヤでもそこで基本は叩きこまれる。
怒鳴られながらねw
だので、やっぱしカーチャンは偉大なる師だと思う。