▶欧州17日間サバイバル 【ノイシュバンシュタイン城リベンジ】

2015/09/09(Wed)

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欧州17日間サバイバル 【水の都ベニス!迷路迷路迷路ホテルドコォォォ!!!!】


***

3/19(
 
ほんとうにお風呂入って寝ただけミュンヘンのホテル。
さようなら。さようなら。




7時過ぎにチェックアウトしてぼっけぼけでホテルを出ると、爽やかで美しい朝、朝、朝。
交通量も少なくてほんとに大都市かと疑う。




ホテルの入り口でお休みになってる方はルンペンなのか旅行者なのか。

ルンペンなら効率良すぎだと思った。ダンボールより俄然寝袋やろ。
だが旅行者ならつらいですね。
どんなに貧乏旅行とはいえ玄関じゃなくてオフトゥンでねたいな。まだ3月やし。


 

これから現地ツアーでドイツ屈指の名所、ノイシュバンシュタイン城とリンダーホーフ城に行ってきます。

せやけどこのツアー、現地までバスで連れてってもらうだけで51ユーロ(7,000円ほど)、お城の入場料23ユーロは別途現地払い。
合わせて一人11,000円ほど掛かるんやで。
しかもガイドはお城で支給されるイヤホンガイド、ツアー会社がガイドしてくれるわけではなし。ランチがついているわけでもなし。

それならユーレイルパス持ちなんだし移動費一人51ユーロ浮かそうと
自力で行くルートを調べたんだけどこれが無理っぽい。
一番最寄りの駅から城まで遠すぎるアンド交通機関がなーいよ。




この集合場所二度目。(前回は不参加を伝えに)
ようやくリベンジですえ。




出発したら朝食を広げます。
ドイツに入ってはドイツに従え、
そら朝からルービー呑りますよ。(ドイツ人もたぶん寝起きで呑まない)

大★好★物のドイツビール、ヴァルシュタイナー
塩気の利いた固めのプレッツエルとルービーの相性は神。




桜井と妹は昨日買っておいたフルーツ入りシリアル、
見た目きれいやけどこれがやばかった。蓋を開けると香る超★腐・敗・臭

ホテルに冷蔵庫がなかった。せやけど3月に常温で一晩置いておいて腐るん?
もともとこういう味のヨーグルトなのか分からない。
ビニールに包んで見なかったことにして、次のトイレ休憩でごめんなさいした。(彼らが)




ウェーーーーイwwwwwwウマイウマーイ☆彡




車窓に目をやるといつの間にか雪景色、標高高くなってるんですね!

バスの中ではガイドさんが話していますがオールイングリッシュ、
聞き取ろうと善処したけど途中で諦めました。
でも分かりやすい英語でゆっくり話してくださっているのだけはわかりました!




なんだか故郷の風景に似ている気がします。
ちなみにチェコ・ドイツの3月の気候は東京とほぼ変わらないかちょいさむくらい。




リンダーホーフ城見学のためバスを降ります。

降りたところがお土産屋さんの前で、自由行動の後の集合時間を言い渡されます。
英語もわからん方のために文字盤で時間を示してくれる。




雪を見てはしゃぐのは雪国育ちだからです。
このへんはぎりぎり国境、あの山の向こうはオーストリアなんだろうなあ。胸アツ。




リンダーホーフ城の中を見学します。
ノイシュバンシュタイン城と共にルードヴィッヒ二世が建てたお城です。

中に入るとヨーロッパ王族の築いた豪華絢爛さにただただ圧倒。もったいないなあとさえ思う。そんなわびさびのニッポンジンです。




こちらが建築と音楽に破滅的浪費を繰り返したバイエルンの狂王
ルードヴィッヒ二世。イケメンです。

再びバスに乗ってノイシュバンシュタイン城に向かいます。




バスを降りたところからロマンティック街道の終点、ノイシュバンシュタイン城が見えます!

ここから3時間半ほど自由行動、その間にあそこの城まで行って入場して帰ってきなさいとのこと。
まず、朝食を食べ損ねた二人が空腹を訴える。




そんなんでまず目の前のHotel mullerのレストランに入ることにします。
ここはぐぐっているとよくヒットするレストランなんですよね。




テラス席でひとときのブルジョアジー感を味わいますん。

今夜の夕食は駅ナカのバーキンにしようと決めました。




ドイツ語オンリーのメニューなんだけど、驚くべきことに大体メニューが読めるようになってた。
サラダなのか肉なのか魚なのか、はたまたどんな料理なのか。解る、解るよ!

前にドイツに来た時は何が来るかも分からず適当に指差しオーダーしてたのに(ロシアンルーレットか)
すげえ、これがサバイバル学習法か。




とりあえずにく、にくをください!




ソーセージウマイウマーイ
付け合わせのマッシュポテトウマイウマーイ
ザワークラウト大好物ううううう!!!

ソーセージアンドじゃがいも大国万歳ですわ。




こちらはクレープ。
どれも一皿10ユーロ超えで震える。
おさけなんか法外な値段で頼めません。

この三皿を三人でシェア。
はらがふくれません。
でもこれ以上頼めません。




時間が限られているのでちゃっちゃと食事を済ませて城まで登ります。
山道だけど舗装されているからあまり大変ではないよ。




「馬車ーーーー乗りたいあれ乗りたい!」
「お金ないんやろ」

えーーーいっぺん乗ってみたいやろ馬車やで馬車

お城の行き帰りに馬車に乗ることもできる。
いつかオカネモティーになったら城まで絶対馬車乗ろう。




お馬さんのおけつってセクシーやなあ、と見惚れていたらあかんよ。




彼らはもりもりうん子しながら歩いている。まるで節操がない。
よく見たら道はうん子だらけ、これに注意して歩かなければならない。いちおモザイクかけときますね!
桜井がうん子踏んだ。ざまあwwwwww




ええと…
すげえ気になるのがこのセルカ棒を持ったピンクの女性。

一緒のバスツアーの方なんだけど、どうやらお一人様のご参加。
で、あちこちでセルカ棒を使って自撮りをしていらっしゃるの。
SNSのうpかしら
風景と私。庭園と私。馬車と私。城と私。セルフィー☆彡

誰がどんな撮り方していようと関係ないんやけど
なぜか行動範囲がずっと一緒で、至るところで自撮りをしているので目についてしょうがない()
そしてたまたま写った右側の赤いダウンの方、
これが後の問題児である。




城まであと5分。
結構歩いた。




み、見えてきた?!




おおおおおおお!
悲願きたこれ!!!

時代で言うと明治20年頃のもの。(結構最近)
王様、政治そっちのけで城建てまくりーのワーグナーに貢ぎまくりーので借金だらけになって
この城を建築中に精神病認定されて隔離される→水死体になるという悲惨な背景があります。
で今だ建設中。
去年とか結構大掛かりな工事をしていて残念だったそうです。
ディズニーランドのシンデレラ城のモデルになったとも言われているんよ。




入場口のほうまでぞろぞろ歩いていきます。
個人で来たならチケット売り場で1時間半とか並ぶみたい。ツアーで行くとファストパス。
これはツアーの恩恵だなあ。




グループごとの入場時間があって、その時間内じゃないと入れない。
なので入口近辺を散策しながら待ちます。




素晴らしい眺め、




ここから落ちたらしにます。

で、このあたりで不思議なことを発見します。

妹 「えっ?ここうぃーふぃー飛んでる」
桜井 「えっマジで?」
みゆ 「マジだ」




そうとなったらネットに釘付け
みんなうぃーふぃー大好き!

手持ちのルーターは使う時以外切っています。
でないとすぐに一日の通信量をオーバーしてしまうので。
特に一回線を3人で接続したらあっという間。

三人共出どころも確認せず
こんなところもフリースポットなんだなあドイツしゅごいなあって感心しながら
城画像とかうpしまくりますよね。


そうこうしていると時間です。
入り口で日本語にイヤホンガイドを渡されて、グループごとで行動。
一部屋ずつ見学して廻ります。

中は撮影禁止なので残念ながらお写真はありません。




でーーー!
赤ダウンのこの方(城を撮った時写り込んでた…狙っていない)が
非常識極まりないご迷惑な方だった。

写真撮影禁止と口を酸っぱくして言われているにも関わらず、監視員の目を盗んではデジカメで撮りまくり。
監視員には隠れているものの、見学者らの前では堂々と

\パシャッ!/
         \パシャッ!
   \パシャッ!

周りは「なにあれ…」という冷たい眼差し。だがそんなのまるで意に介さないご様子。

でもバレないわけがない。
監視員が注意する。すると母国語で「ごめんなさいw」と言って隅の方に行く。
で、また次の部屋に移動すると

\パシャッ!/
         \パシャッ!
   \パシャッ!

なんという大胆不敵さ。

また別の監視員に注意される。
「えっ?俺?ごめんなさいw」みたく謝ってそそくさと隅に逃げる。えっ俺じゃねーよw
そしてまた別の部屋で・・・・・以下ループ
全員(゜ ゜)(゜ ゜)(゜ ゜)(゜ ゜)

とうとう今まで英語で注意喚起していたイカつい監視員がドイツ語で怒鳴った。

「今すぐ退場しろ!」
「出て行け!」


すごいすよ。
見学どころじゃないですよ。

こんなイキオイで怒鳴られたら我々ならしっ子ちびりながら退場しますよ。だが彼のスルースキルはしゅごかった。

「ごめんなさいwホントごめんなさいwごめんなさいってばwもうしませんw」

そんなようなことを言ってまたどっかに行ってしまうやで。
これが国民性、か…?


部屋を全て見終えて出口に向かう時
問題児の男性にピンクのセルカ棒の女性が寄って行った。同じお国の方らしい。
いいの撮れた?とでも言っているんだろうか。談笑した後、
女性も美術品を背景にセルカ棒でパシャッ!(外に出るまで撮影禁止)


(゜ ゜)(゜ ゜)(゜ ゜)
 桜井    みゆ     妹


意識高い大学生(笑)が口を真一文字に結びながら言った。

「我々はどんな時も、民度の高い国民でいよう」

もはや意識を高めてる場合じゃない。それからは「民度の高い国民」が合言葉となった。
旅中なにかマナーの粗相をすれば「民度低いぞ!」と窘め合った。


そんなんで
五年越しでリベンジのノイシュバンシュタイン城
部屋や聞いた説明の記憶があまり無い。
残念でならない。


で、城の見学が終わると通常は「マリエン橋」に案内されます。
城を完璧な角度から撮影できるスポット、ツアーチラシの写真に必ず使われる




この写真が撮れる。
だけど冬季は雪があって危険があぶないので案内されません。行きたい方は自己責任だそうです。




桜井 「行ってくる…!」

みゆ 「わたしも行くわ」
桜井 「集合時間まで時間がない。急いで戻ってくるから待ってて」

ほんと行きたいんだけど
どうせ桜井のカメラよりいい写真は撮れないだろうし、彼に任せることにした。




妹 「アイス食べたい★」

ああ、もう子供かよ。
セブンティーンアイス的なものが売ってる。でも観光地価格にビクンビクン




一番安いのがガリガリ君を一回りほど小さくしたようなやつ。
1.5ユーロ、約200円。非道い。




アイス与えればニッコニコやで。

うちらのツアーグループはみんな下山している。
桜井遅い。集合時間に遅刻だなんて民度低すぎ!谷に落ちてしんだんやろか。

集合時間まであと10分、てところで二人の女のコと談笑しながら戻ってきた。
「日本の大学生のコで~Facebookで今繋がって/////」

ばwかwやwろwうwwwwww
超・猛ダッシュで坂を下り集合場所に戻った。ゲホッwwゲホゲホwwwwww




でもテンプレ通りのいー写真撮ってきた!おっつ!

帰りは疲れ果ててバスの中でぐぅ~
起きたら19時ちょい前、ミュンヘンのカールシュタット前に着いてた。


 

バスを降りたらダッシュでホテルに預けたスーツケースを取りに行って
これからオーストリアはザルツブルクに向かいます。




その前に桜井は下調べしていたスポーツ用品店へ。
ドイツチームのサッカーユニフォームを買うらしい。




わたしはコンビニでおさけとつまみなどを買います。
コンビニなのにチーズが豊富、日本で見かける輸入チーズがやっすい★




乗りたい特急は逃したら一時間後、ミュンヘン駅構内を走る。走る。
「10分で戻ってきて!」
桜井に夕食、構内のバーキンにハンバーガーを買いに走らせる。




無事発車10分前に桜井がホームに戻ってきた。
どのホームから出る列車かは確認済み。

だが
しかし

列車が来ない

10分20分の遅延はアタリマエ、という面持ちで待つんだけど
30分過ぎても来ない。
なんなら一本前の一時間前の列車もまだ来ていない。

待つこと1時間余りでようやく一本前の列車が来た。


二時間の遅延かよ!!!!!


ちなみに二時間遅れてもお詫びの放送など一切ない。
二分遅れるとお詫びの放送が流れて15分も遅れたら乗客が暴動を起こすのはTOKYOだけだ!

そんなことより
こんなに遅延がアタリマエであるというのに

なぜあの日、
ドレスデンでの終電に限ってキッチリ定刻にいきやがった…?!


それだけは腹ただしくてならないわ。




バックパックやスーツケースを置く場所。
ICEや特急にあります。




荷物を置いてようやく夕食。
ヴァルシュタイナーとチーズとバーキンどすえ!

ザルツブルグまで乗り換えなしの1時間45分、
それまで軽く酒盛りだょ☆彡




つーいーたー!
国境越えて憧れのオーストリア
音楽の都、ザルツブルクです!




駅構内は綺麗でとても近代的!なのに人が少ない。
ザルツブルグの人口って少ないん?

ていうか乗車人口が少ないんやな。
東京新大阪間の新幹線なら5分に一本出てるけど
一時間に一本やもんなあ。




駅かっこいい。見た感じ新しいっぽい。
ちょっと前はプラハ駅みたいなヨーロピアン・クラシカルな感じだったんだろうな。




駅からちょっと迷って30分ほど徒歩った。

23時頃 Mercure Salzburg Cityに到着。
予約する時、ん?メルキュール?あのメルキュールグループの?って思った。
でも3人一泊8,681円(朝食なし)やで。
マサカネー




そのまさかのメルキュールだった。

ひろ!
きれ!

テラスもあるよ!
お値段間違ってないん?

フロントの方曰く
「日本からのお客様ということで、とてもいい部屋をご用意しましたよ★」ですって。
なにそれうれしい。




造り付けの机、とても大きい。
お風呂にはバスタブもある。




今までどのホテルにもなかったポットがあるで!
しかもマグカップにコーヒーや紅茶まで
UOOOOOさすがメルキュールさんや




(明日の朝食は日本から持ってきたおかゆと雑炊いけるでぇ!)




置いてあるグラスはずしっと重量感があってとても美しい。
素敵やこれどこで買えるん?

ここはこの旅で一番費用対効果のいいホテルだった。
ホテルマンの対応も最高。
wi-fiの接続方法を聞いたり街中のコインランドリーを訪ねたり
度々フロントに行ったけれどそりゃもう親切。
ザルツブルグのメルキュールさんオヌヌメやでぇ!


 

ドイツのなんとかってチームの公式ユニフォームだって。

その後桜井と妹は日付が変わった頃にばたんきゅー。
わたしは明日の行き先をチェックして…っと




また?


城でフリーwi-fiだと思ってた電波は
このルーターだった。
おそらく電源切り忘れたか電源ボタンに触れて電源入れてしもたんやろ…

見なかったことにしてねます。今日もくったくたです。さようなら。
(つづく)明日は音楽の都を満喫しますよおお!


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