きのうの夜、
コソ練でもすっかな、と
江戸川の河川敷まで走りに出掛けてん。
うちの近所って細い田舎道でしかも交通量が多くて
めっちゃ走りにくいねん。
河川敷は横断する国道や橋を除けば、
信号もないし歩道専用だし、たぶん走るには最適、
昼ならw
で、
真っ暗な川沿いを走る。
灯り一つないけど、一本道で障害物はなにもないから
目が慣れれば走り難くはない。
足が鉛みたいなことを除けばね。
oh…ジョギーング、なんかいつ以来やろ。
歩く速度と大差ない?
でもなんとなく
コソ練なんて言うくらいだし気合いまんまんで
ひたすら川を上る。
15kmくらい行って折り返そうかしら。
一度そう思ったら意地でも15km逝って往復したるわ、となってしまう
曲げられない、この頑固な性格を誰かなんとかしてください。
で、
走りながら、特にここがどこかとはあまり気にしてないんだけど
国道を横切る時に見えた標識を見て、軽く戦慄を覚える。
幸手…だと…?
車で出掛けてもけっこー遠いとこジャン!
途中で挫折したらどーやって帰ればいいねんろ。
近くに駅なんてないし
携帯とご褒美タバコと150えんしか持ってないよ。
そんなことを思いながら
一本道をひた進む。
河川敷、もともと暗いんだけど
カスカベーのほうは遠くに民家の灯りが見えたり、
並行して走る車道の街灯があったりで、少しは明るかったよ。
春日部を過ぎると、真っ暗。
四方八方灯り一つ見えん。
この時間、ここで誰かに遭遇したら霊しかおらん。
そんなん見たらぜったいしっ子漏らすわ。
むしろ死ぬわ
こわいこわいこわいこわい
変な臭いがするなぁと思うと、夜中なのに煙を噴きだす大きな煙突がある。
ギャーwwwwwwwww
ぶきみぶきみぶきみ!
ゴミ焼却場…?
火葬場…?
これはダイオキシンの臭いか、死体を焼いた臭いなのか…
こわいこわいこわいこわいこわいこわい
しかも
そこから道が派手に旋回していて
足元が見えないから、注意して歩くようなスピードじゃないと草むらに突っ込んじゃう。
これ、川沿いの土手やろ?
なんでこんなに旋回してんの?
もはや川も見えないけど
でも
もうすぐ15km!
もう数百メートルで折り返すお!
と、
思った時
突然目の前に現れた
行き止まり。
この先工事なのかなんなのか
見えないからまったくわかんないんだけど
とにかく行き止まり。
時間にして11時半近く。
夜中の行き止まり、
この先アンタらの知らない世界、みたい。
引き返します。
こわいこわいこわい
今まで気付かなかったけど
道の脇を見ると、海に沈めてある大きな石のアレ、
テトラポットって言うの?
あれが積み上げられていて、どこまでもずらーっと整列してる。
ここ海から60kmやで?
なんでこんなとこに?(川に沈めるらしいですね)
ぶきみぶきみぶきみ!!!
こわいこわいこわいこわいwwwwwww
恐怖に押しつぶされそうになって
半泣きになりながら携帯を手にする。
しぬ。
誰かと話したい。
「もしもし…ジン兄ちゃん?」
「ウェェェェンこわいよこわいよおおおおwwwwww」
「なにしてんの?」
「アンタ…ばかなの?」
「また…ネタ?」
小一時間馬鹿にされて電話を切る。
ジン兄ちゃんありがとう
大好きだったよ
しあわせになってね
もしみゆきちんが生きて帰れたなら、お嫁さんにしてね。
もはや死亡フラグしか思い浮かばないんだけど
とっとと帰るしかないよ。
でも、
2、3km歩いてしまうと、もう走る足じゃなくなってしまうんだ。
どこか痛いってわけでもないのに
まったく走る気になれない。
100km歩くときって、途中座ったり休憩するともう歩けなくなる。
走る時は、
一度でも歩いちゃうと、もう走れなくなるんだなぁ
走ることをやめちゃいけないんだなぁ
勉強になったお
そんなこんなで
15km近く、歩いて帰った()
国道ならいろんな建物や美しい道路標識に目を奪われるけれど
なにもない、
むしろ真っ暗で何も見えないんだ。
そんな15kmのなんと苦痛なことか!
しかも
くっそさむい。
半袖Tに萌えジャージ一枚やねん。
この季節のこの時間、お外にいる格好じゃないお()
イヤホンから聞こえる曲だけを心の支えに
大絶叫しながら歩く。
半泣きで。
おれ…
無事うちに帰れたら
あっつい鍛高譚のむんだ…
関宿に続く橋を渡った時
ここからカスカベーの看板が。
ガン泣き。
あと5km弱だお
ウェーンwwwwwwwwww
教訓: マラソンやらジョギングやっても
いっちょもいいことないで。