残念ながら仕事やけどな。
長野のコンビニにはなぁ、
地元で採れた野菜やら果物がたくさん売ってるんやで。
すごく…豊富です…
なめこ大粒でおいしそう///
すっごく欲しいんやけど
ホテルに帰って味噌汁作れるわけもないので、買うわけにもいかず。
とはいえ、
果物なら買って帰って食べられるんじゃない？と思い
つい買ってしもーてんよ…
とてつもなくおっきな
メローンを。
ん、
１９８円やってん。
高級とされる網々のメロンが１９８円やったら
買うやろ？
買ってしまうやろ？
なあ。
そして、ホテルの部屋で途方に暮れた。
切るものが何もない。
どうやって食べるねん？
この部屋にはコーヒー用のスプーンすら置いてない。
フロントに言ったら包丁って貸して貰えるんかなぁ。
ワインの栓抜きとかグラスなら貸してくれるけど、包丁って。
で、
大阪でホテル勤務してる、イケメンの嫁に電話して聞いてみてんよ。
「なーなー、
うっかり出張先でメロン一玉買ってしもて、今ホテルの部屋で途方に暮れてるんやけどなぁ。
フロントで包丁とか貸してくれるもんなんやろか」
「包丁とか果物ナイフの類は、
お客様の万一のご使用を考えて、お貸ししないもんなんやで」
「んじゃ、フロントに持ってって、「これ切って貰えますか」ってのはアリやと思う？
ホテルマン的に、お客さんがメロンひと玉持ってきたら
やっぱし、えっ？！って思うもんなん？」
「…ええんちゃう？
もうそのホテルの二度目はないと思って」
そうか…
そういうものか…
いわゆる、
恥ずかしいことやねんな…
ついったーで呟いてみたら
熟してるならストローで吸ってみる！とか
ハサミを使えとか
漢は黙って丸かぶり！とか手刀でしゅとーん！とか
３、４番目以外、意外といけそうかなと思う回答が得ることができた。
とはいえ、
ストローもないし
ハサミやナイフ（ナイフとフォークのナイフ）でメロンの硬い皮を切ったら
明らかにぐちゃぐちゃになりそうだし
結局フロントで借りなきゃだし。
ハサミかナイフを借りるにしろ、どうせフロントに行くならばと
思いきってフロントで「半分に切って貰えませんか？」って持って行った。
恥を忍んで。
ここんちホテルの二度目はないと思って。
すると
こんな反応が帰ってきた。
「これを切る…、ですね…。お待ちください…」
少々の驚きと躊躇いを見せ、思案した表情を浮かべながらバックヤードに行ってしまった。
やだ恥ずかしい…///
でもそんなに無理難題なの？
包丁がないわけないやろ？
んー、
この時間レストランルームの厨房が閉まっていて、包丁を使えないのかなぁ。
戻ってきたホテルマンは
「承知しました。メロンをお預かりします」 そう言って、
メロンの入ったコンビニ袋を持って再びバックヤードに消えていった。
直前に消え入りそうな声で
「あのっ…！も、申し訳ないんですが、ラップも掛けて戴けると有り難いです…！」
とお願いしてみた。
なにせ
一晩で一玉食べられる大きさではなかった。
そして
「お待たせしました」 と言って差し出されたメロンは…
本当に半分に切ってラップを掛けられただけで帰ってきた。
元のコンビニの袋に入って。
私だったら種取ってお皿に移して、ラップを掛けてお渡しするけどなぁ…
でも
切っていただけただけでも感謝だよう。
部屋に戻って、お皿の代わりになるものはないかと探し
この、カップが置いてあるトレイを洗って使うことにした。
さて
メロン食うよ！
そう思った時
スプーンがない。
スプーン借りるの忘れたああああああ
またここで途方に暮れた。
再度フロントに行く度胸はなかった。
そして何より疲れてた。
携帯日記をご覧になると、さも遊んでるようにしか見えないかもしれんけど
めっちゃ仕事しとんねん。
疲労困憊でふらっふらやねん。
もうアタマにきて
冷蔵庫に閉まって寝たｗ
で、
翌朝、朝食を食べに行って、そこでスプーンを拝借してきて
無事食べることができたわけ！
完熟ですっごい甘くておいしかった。
繊細で夢見るくちどけ！
そしてメロン半玉、ものすごく大きかった。
ああ長野はすばらしいなぁ…
そんなこんなでまんぷくで出勤。
そしてその日の勤務を終え、部屋に帰ってきたんよ。
残りの半玉を食べようとうきうきして☆
部屋のドアを開けると、
すごくアロマの香り。
なにこれ癒される…
女性向けにアロマのサービスでもあんねんろか？
そう思って荷物を置いた時、
アロマの出所がわかった。
朝食べたメロンの皮が
捨てられていないいいいいいいいいい
東●インェ…
ここんちホテル、
リゾートには物足りなくても、ビジネス仕様には申し分ないの。
LAN環境は整っているし
PCやプリンターも置いてあるし
宿泊に必要なものはほとんど置いてある。
ベッドも良いし枕も選べるし、加湿器等の貸し出しもあるし、無料の朝食もある。
更には日本全国にあって、このクオリティーがどこも一緒だから
どこに行っても安心して泊まれるの。
でも
いろいろと気が付かなすぎ…！
ん、
メローンさえ買わなければ
きっとそう思うこともなかった。
おそらくわたしが悪い。
たぶん。
きっと。