初戀

2013/05/08(Wed)

「初恋は実らない」って言うけれど
実らないほうがいいのかもしれないね。




こないだ、
クラス会というか、中学の学年会に行ってきてんよ。
何校か合同の。

大野市なんて山奥の小さな小さな街やから、
中学が同じならば、小学校から同じだったり高校も同じだったりで
いつ時代のクラス会なんだか、みたいな状態。

そんな中にいらしたの。
初恋の君が。



小学生の頃好きになる男子って
勉強が出来て
足が速くて
カッコいい、みたいなど定番
漏れなくそんな君だった。


「ようちゃん??!」
「みゆきちゃん??」



お互い、一発で分かった。


ほんの少しの思い出話と近況を話したのち、
思い切って打ち明けた。



「あんな、
わたし、ようちゃんが初恋やってんで」









「ありがとう
嬉しいわ」





めっちゃ
やり遂げたった感()



あの頃の自分に
「告ったったで!!!」と叫ぶ。




「初恋は実らない」って言葉に
まだ10になったかどうかの小さな胸を痛めたけれど
実らないほうがいいのかもしれないね。


まだまだええ戀があんねんで?
泣いてる10歳のわたしに言ってあげたい。


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