マイレージ消費の旅ー福井で幽霊に遭遇編

2016/09/25(Sun)

【マイレージ消費の旅―那覇空港からナッシング・パンティーで帰ってきた】を書きたいんですけど、その前に福井に帰省してきたのでそこから始めますね。


▶マイレージ消費の旅ー福井で幽霊に遭遇編 ←イマココ
▶非常口座席という使命を受けつつ、オキナワー★
▶マイレージ消費の旅ー那覇空港からナッシング・パンティー編

***


マイレージ消費で帰省+旅の航空券を取りました。
今まではAMEXのメンバーシップ・リワード(ポイント)をANAマイレージに変えていたんだけど、イマサラながらBA(ブリティッシュ・エアウェイズ)のマイルに変えてJAL国内線に乗る という、お得な方法を知る。
こちらに関してはリンク先の記事をご覧ください。陸マイラー必須です。

そんなんで、羽田―小松ー那覇までの特典航空券の旅です。
復路の那覇―羽田間はANAからちょっと魅力的な便がありまして。そちらを買いました。


◯出発前日

明日は5時起き、はやく寝ないと……と思いつつバタバタ所用を片付ける午前0時。不思議な事故(?)に巻き込まれます。


PCに座ってカタカタツッターン!していたその時
ガシャーーーーン!!!という派手な音と共にアタマに激痛。何が起こったか分かりません。とにかく激痛。痛いいたいいたい。痛すぎて息できない。アタマ割れたwwwwwwwww

不意に後頭部を鈍器のようなもので殴打された模様、そしてその鈍器、ガラス製品は粉々に割れ、破片が四方八方に飛び散っていた。な、なに……?


息絶え絶えに状況を察するに、頭上1.5mほど上、天井に付いている照明の分厚いガラスカバー(直径30cmほど)(推定2kgほど?ごめんまったくわかりません)が、突然外れて頭上に落下して割れた様子。粉々に。
わたしの莫大なる遺産を狙ってとか、夫を寝取られた女性が背後から殴打という殺人未遂ではないことはわかりました。まあ遺産もないし愛人もいませんが。

わかりにくいので図で書きますね。







すげえ痛いんだけど、血は出ていない。切り傷などはないっぽい。
もしかしてもう死んでる?
いやなんとなく生きてるっぽい(人生観のことではありません)




天井。
もうガラスカバーはありません。
このど真下にいました。

その後は飛び散ったガラスを掃除して寝たんだけど、照明のガラスカバーって地震でもないのに落ちてくる?百歩譲って何かが緩んで落下することがあったとして、百発百中人の頭上めがけて落ちてくる?すごい確率じゃない?ウソみたいな出来事に興奮してオフトゥンに入ってもなかなか寝付けず。



◯散々脅かされながら、福井へ

この出来事をSNSに上げたり家族に話したら、散々脅かされました。
アタマはやばい。即刻病院行け、今は何ともなくても後で大変なことになるって言われまくり。
で、でも……もう今日の航空券取ってあるしw

それよりもビビったのは「それなんかのお告げだよ。今回の旅は気を付けろって忠告だって」

前者の脳内的なことに関しては、でっかいたんこぶができたのであんま心配してなかったんですが(たんこぶができたら大丈夫って言うやん)後者の忠告に関してはかなり本気でビビりました。心霊系の話はあかんすぎる。


そんなことよりわたしって鋼鉄の頭蓋骨をしてますね。
通常、分厚いガラス製の鈍器で後頭部を殺られたら即死、でなくとも血まみれになって意識不明とかになりますよね。そうじゃなきゃミステリードラマあるあるの鈍器で後頭部を殴打して殺害するって方法があんな王道なわけがありません。
昔、車に撥ねられて宙を舞った時もフトモモの擦り傷だけで済んだので、わたしのバディはドイツ戦車並であることに違いない。


で、なんとか5時に起きて出発、定刻に羽田着。




腹筋ローラー、空港の保安検査無事通過。
(保安検査でザックの中身を出せと言われた時はかなりどきどきしました)


 

イマイチぱっとしない空模様の中離陸。
ちな、このお盆のハイシーズンも、ブリティッシュ・エアウェイズ経由のJAL便なら片道4,500マイル、往復9,000マイルですよ。すごくないですか?




この山を超えたらスイスだよ!(たぶんイシカワー県です)

富士山どれかな?って見てたんだけど分からんかった。国内線にもフライトシュミレーターを付けてほしいよね!飛行機オタクはあれを眺めているだけでワクワクするんですよ!




そして眼下はイシカワー県
日本海は関東の海と違ってコバルトブルー。美しい。




イシカワー県、たんぼだらけ。


 

田んぼの中に降りる感じ。




金沢観光がしたいという桜井の要望で、小松から金沢へ。
ペッパーくんが駅で案内をしていました。毎日仕事で面倒見ていたので休暇中は会いたくなかった。




ホクリクーについたらまずは聖地巡礼。金沢駅にある8番。
王道は野菜らーめんの味噌バターですが、野菜らーめんとんこつバターダブルが至高。

でもこう見えてアタマにはすげえでかいたんこぶが出来ていて、かなり痛いんです。そしてこうしている間にも「病院行け」「突然死するぞ」ってコメントがSNSにじゃんじゃん届く。あんまり脅かされるとちょっと不安になります。





金沢駅立派。

駅を出ると

猛暑……
酷暑ェ……

駅ナカから出たくないけど駅から出ないと観光も出来ません。

カナザワー駅から2kmほど歩いて、ひがし茶屋街まで来ました。
これが一人ならハナクソほじりながら瞬殺する距離なんだけど、この日は10kgほどあるザックを背負い、更には高いヒールでよちよち歩く&猛暑で瀕死になった妹を連れて、てれんこてれんこ歩いてた。たった2kmが遠い。すげえ遠い。
「1kmって何キロ?」っていう100kmの名言を思い出したくらい。


懐華樓さんに到着。
かき氷くださーーーい!




伝統的なかき氷です。
火照ったバディをクールダウンしてくれます。幸せ!




こちらは金箔入りくずきり。
黒蜜が絶品すぎて言葉を失う。
くずきりを浸して戴くにはあり余るくらいの量の黒蜜がついてくるんですが、甘いものが苦手なわたしですら完飲。本当においしかったです。

ここ懐華樓さん、お昼はカフェ営業をしていますが、金沢で一番大きなお茶屋さんなんです。
夜は一見さんお断りの格式高いお座敷。
建物は金沢市指定保存建造物、入場料を払って中を見学することができます。


冷たいもので一息ついて立ち上がると、妹がもういやだ一歩も歩きたくないという死んだ魚の目をしていました。
しょうがないので21世紀美術館と兼六園は桜井一人で行くことにして、わたしと妹は先に大野に帰ることに。なんか小松からわざわざ金沢に遠回りして、8番とかき氷とくずきりを食べただけっていうね。

ちなみに金沢に訪れた際、金沢21世紀美術館は是非。あそこは本当に素晴らしいです。




福井市で夕食を済ませてタダイマー




弟と甥っ子らも帰省していて総勢10人。超賑やか。

到着したこの日、なんでかおとーと(ミジンコのほう)が理不尽に怒っていまして。超ケンカした。
ひっさしぶりに腸が煮えくり返る思いをして就寝。



◯泳げません



おはようじょ。
翌日は叩き起こされて海に連れ出されます。




とはいえ、わたし海に来ても浮き輪でぷかぷか浮くしかできないんですよね(泳げません)




あっ、砂浜に穴を掘ることはできます。
砂に埋まるやつは、砂だらけになって面倒なのでやりたくないです。




弟(じゅんちゃん)がどう見てもやくざ屋さんのおっさん。幼少の頃はかわいかったのにどうしてこうなった。




日本海さようなら。まあまあ楽しかったよ。



◯今話題の”天空の城”

帰ってきたら夕食なんだけど
10人分の食事、マジ戦争!

子供の頃は8人家族でした。マッマはエブリディ8人分の食事の支度をしてきたんですよね。(むろん鬼のように手伝わされましたが)
今更ながら凄いってか、マジリスペクト。




クール便で送った桃のタルトが無事着いてた模様。むろんハンドメイドですよ。
崩れてなくてよかった。




川口水産国産うなぎ蒲焼き大小カットメガ盛り 1kgセットも届いてた。
夏に帰省して大人数でご飯をする時はいつもこれを頼みます。
1kgで18切れ入ってました。お得!
川口水産の鰻、めっちゃおいしいですオヌヌメ!




妹ハピバ!




じゅんちゃんにドリアンサイダー貰いました。クサウマ。


食後、洗いものをしていたら桜井が

「越前大野城の夜景が見たい!案内しろ!」

えっ…何時までライトアップされているんよ?
真っ暗闇の中行っても山登れんで?

どうやらネットで調べたら22時までライトアップされている模様。ただいま21時ちょい過ぎ
しかも大人は全員呑んでいるので徒歩でいくしかありません。

うちから大野城まで4km、徒歩50分計算なんだけど、それでは大野城のふもとに着いた時点でライトアップが終わります。城を見るには亀山の頂上まで山登り込みで50分で到着せねばなりません。そんなん無理に決まってんだろ。


ということで、桜井と甥っ子二人を引き連れて大野城までジョギング開始。海行ってしかも食後アンド飲酒後に。
城に向かってめっちゃ走る。なんか青春。若さって素晴らしいね。




ご覧ください、これが100km戦士のフクラハギーです。


大野城のふもとまでは早かった。

だがしかし……頂上までの階段がきついきついきつい!!!

ハイスクールはこの山のふもとにある高校に通っていて、陸上部のトレーニングでこの山の別の山道を駆け上がらされたんです。その「百間坂登り(ひゃっけんざかのぼり)」という悪夢のトレーニングを思い出しました。
あれは短距離のインターバルトレーニングよりも地獄でしたね。
百間坂登りを言い渡された日は、どうにか突然頭痛と腹痛と貧血にでもならないかと思案したものです。そして血反吐を吐き散らしながら駆け上がったのです。この亀山は大野高校陸上部員の血と汗と涙で出来ています。


で、頂上に21時45分着。
めっちゃ早くないですか。
4km+頂上まで百間坂登りが40分くらいですよ。
若さって素晴らしいですね。




夜景撮影に勤しむ桜井、
甥っ子にジュースを買ってあげて寛ぐわたし。ちょっと膝頭が震えているのは気のせいです。




そういうとこのお城、かつては亀山城って呼んでいたはずだけど
今では越前大野城としか聞かない。
天空の城として世界的に一躍有名になったからでしょうか。




大野市でも「町」と呼ばれる一等栄えているセレブ街が見下ろせます。
NYが百万ドル、金沢が百万石の夜景なら、大野市は百万えんの夜景てとこでしょうか。


ちなみにこの日、22時過ぎても23時過ぎてもライトアップは消えませんでした。
お盆のサービス?
めっちゃ走って行ったわたしら、一体。



◯生きることとは食べること。なんかこれだけの人数がいるとエブリタイム飯炊きしかしていない気がする。




おはようじょ。
マッマが作ってくれた朝食。鰻がう巻きになっているよ!
でも朝ごはんは食べられません。超★お手伝いして見てるだけ。




食後は弟と甥っ子が、ランチの流しそうめんの準備を始めました。
裏山で切ってきた竹です。これ一本だよ。ながっ!




また、甥っ子が食後のドルチェにバケツプリンならぬボウルプリンも作っていました。



これ5箱分らしい。




ぷりんっ…(プリンだけに)
うおー!みごと!思わずスタンディング・オベーション。




流しそうめん開始。
流されるものは素麺だけではありません。
ミートボール、かまぼこ、トマト、巨峰、生ハム…そしてわたし。




ってか、生ハム流れてくるってめっちゃ嬉しいですね!!!!





おととし、夫を亡くした祖母。
エブリディ元気に畑を耕しています。野菜テロリスト張本人です。

祖父が91歳で亡くなった時は「うちの家系もいつかはしぬんだ…!」とショックを受けたけれど(そら人間だもの)元気でいつまでも野菜テロしてきてね!この丈夫なバディはおじいちゃんとおばあちゃんに作って貰ったんだからねっ……!




実は、牛乳で溶かして固めるだけのプリンの素をめっちゃ舐めてた。そんな製法プリンであらずと思ってた。いやいや、めっちゃ旨いわ。




何年ぶりかの流しそうめん、とても楽しかったよありがとう!



◯クラス会へ。そしてまた不思議な事案に遭遇

夜はクラス会に。
巨大三角定規でけつバットをしてくださった担任も、(何度目かの)初恋の君だっているわけです。ひゃっふー★

めかしこんで行きたいところなんだけど、ロクな服を持っていない。帰省前、服買う暇もおかねもなかった。一番マシなのがINGNIの税別3,900円のワンピ、かな。
いい大人がクラス会にジャスコ・モールで買った3,900円の服で参加するってかなり惨め。ディオールのワンピとか持ってないのかよって、持ってません。




中央で鎮座ましますのが我らが青木しぇんしぇ★

毎年居酒屋でわーーーって感じなのに、お料理屋さんのお部屋貸し切りって!
税別3,900円の服で入ってもいいんですか?




こんなに大々的に集まるのは初めて?卒業振り?って旧友も。
でもすごいね。話し出すと一瞬にして全員中学生に戻るのね。そしてよくそんな昔のことを鮮明に克明に記憶していて即刻引き出せるものだね!

この会を幹事ってくれた、たーさんとばんちょありがとう。
会場の用意もさることながら、これだけの人数と連絡を取り合うなんて相当骨でしたよね。




お料理がどれも上品でおいひい。大人のクラス会すごい。




おさけをスポドリのごとく呑み(源さん談)ひたすら騒いでいたように見えますが
お料理はすべてしっかり味わっていました。鰻ご飯絶品んんんん!!!




ばんちょも味わう。美白アプリ使ったら能面みたいになったよ(笑)




っていうか、
翌日以降、シラフになってから続々と送られてくる写真がもうすごく辛い。


 

こんなんがグループメッセンジャーで来るんですよ。
普段の呑み友あるあるでも、卒業以来お会いしたっていうような旧友にはない。シラフになったら枕に顔を埋めてバタバタするレベル。でもハラスメントされた方のほうがもっとショックですよね。芦原くんとか、ほんとうにすみませんでした。




でも、中学生の旧友が大人になっているというのはとても衝撃的で、とても楽しかったです。(個人的には!ひさしが!オトナになってた!衝撃!)
源さん、青木組@関東会も企画してね!




この帰り道に不思議な体験をするのです。
町からうちまで4kmちょっと、矢村の宏美と矢村経由で一緒に歩いて帰った。

ほんとは国道経由で帰りたかった。なぜなら矢村経由はお墓も火葬場も通るし怖い。
せやけど3年間一緒に通学した宏美と帰るのもひさびさだし、昔話に花を咲かせながら矢村経由で帰ることに。(でも何話したかまったく覚えていません///)

そして宏美と別れてすぐ、ねむたくてねむたくて矢村の農道で寝てしまった。酔っぱらうと道で寝る。あるあるですよね。
どれくらい寝ていたのかまったくわかりません。推定1時間半から2時間?かな?


で、午前3時半頃?
突然身体を揺すられて人に起こされてん。
30代くらいの男性かな?

「大丈夫?」
「こんなとこで寝てたらあかんざ」

いやー酔っぱらってまして、テヘゲロ!と2、3会話を交わしました。途中まで送ってくださると仰る。
道は分かりますし大丈夫ですしおすし!と言うも、途中まで方角が一緒だからと。


歩きながら互いに自己紹介しつつ(酔ってたんで伺った名前も憶えていないけど)なんでこんな夜中に歩いたはるんですかと問うと、今からお墓に行くんだとか。こんな夜中に?でも深く考えなかった。酔っ払ってた。

そして暫く一緒に歩くと「ではここで」と、その方は押していたチャリに乗って別の農道に消えていきました。




別れてから家までの道のりをぐぐったらしく(なぜかスクショも撮ってあった)
お別れしたのは灰色の出発地あたり。かな。



朝。
オキナワー行きの飛行機の時間があるので血反吐ガハガハしながら起きた、ってかほとんど寝ていません。
んで、パッパとマッマにさっきのことを話すと二人、マジな目。

「それ……足あったか?」

んあ?

「幽霊ってこと?まさか……若い人やったで?」
「死んだ人がとっしょり(年寄り)ばっかとは限らんやろ。若くして亡くなった方もぎょうさんおる」


なんで夜中の3時半にお墓行くんや?
かも、今日何日か知ってるか?
15日やで。

今日は「帰りなさる」日やろ……」


田舎道、歌舞伎町と違って危険なことと言えば動物に遭遇するくらいでしょうか。でもどうやらもっと怖ろしいものに遭遇してしまったかもしれません。

パッパ曰く、呑みすぎかつ無茶を繰り返すわたしに「気をつけなさい」と幽霊が忠告してくれたんだと言います。


ええ……福井に来る前日も同じようなことが、あった、かも


ほんとに幽霊だったとしたらとても親切な方だけど、幽霊はこわいですうううううう!!!そしてとにかくわたし、いつもいつの時も酔っぱらいすぎ。もう少しレディーになれるようにがんがろう!


それからはヘロヘロになりながらオキナワーに向かいます。
長文おつきあいくださってありがとう。次回はオキナワーパンティー編です!




|この記事にコメントしる|


Name
URL
title
Comment
Pass



|blog内検索|