▶ドイツサバイバル記 【準備編】
▶ドイツサバイバル記 【出発編】
▶ドイツサバイバル記 【フランクフルト到着編】
▶ドイツサバイバル記 【フランクフルトサバイバル・貞操の危機編】
▶ドイツサバイバル記 【うぇありず!なぷきん!】 ←イマココ
▶ドイツサバイバル記 【さようならフロントメーン、いざローテンブルク編】
▶ドイツサバイバル記 【ココドコー?迷子になっておーまいごっと!】
▶ドイツサバイバル記 【下痢がくだる。無念のノイバンシュタイン城、編】
****
目覚ましで目覚めたら異国の地のホテルの一室。
寝られたんだか寝られてないんだか…きつい…きついよ…
妹が部屋に居なかった。
ロビーでフロントの女性と談笑しててんけど、(彼女はジェィペニーズ・オンリーです)
この方の物怖じしない性格というか、コミュニュケーション能力ってしゅごいと思う。
一方、そこそこ英語力のある桜井は絶待自分から話しかけて行こうとはしない。流石に今はそうではないけど、これは性格の違いだねえ。
そんなことよりロビーに昨日のフロントマンさんがいらしたらどうしようかとDKDKした。
居なかった。ほっとした。
朝食を戴きにきてんけど、まるで食べられる気がしない。
おなかもしくしくしくしくと痛い。
たまに刺すような激痛にオウフ…となる。
昨日食べっぱなしだったからカナー
3人で一泊一万円以下、だというのに豊富なメニューの朝食に驚く。
東横インさんに見せてあげたい。
だがしかし、コーヒーしかいらないよ。
朝ごはんをしたら出発です。
今日はエーベルバッハ修道院に行くため、エルトフィレという街に行って
またフランクフルトに戻ってきます。
乗換えは調べてきたものの、
フランクフルト中央駅、とにかくホームが多くてどれに乗ればいいんだか。
桜井に、誰かに聞いてよ!とお願いするけど
異国人とのコミュニケーションを拒否、
代わりにメモ帳にヴィースバーデン行きの列車はどこで乗れるの?という英文を書いて渡された。ジェィペニーズ・イングリッシュ発動!
親切なドイツ人、ホームを教えてくれた。
何度も掲示板を確認。発車時間によって行き先が違うからDKDKする。
世界の車窓から。
壁面アート多いです。
そんなことよりはらが痛くて
列車の中のトイレを何往復もする。
そして驚愕の事実が発覚、
せいりきたワァwwwwwwww
このはらいたはせいりいただったのか!
えーっナンデナンデ
毎日せいりをずらす薬を決まった時間に呑んでいるよ?
わたしのバディの強い主張は、薬ごときで変えることはできないのか。
うーん困った。
せいりようひん持ってないょ。
スーツケースの中に、ナオンの嗜みとしてふたつくらいは入れてきたけど
そんなもので足りるはずもないし今持ってきていない。まずいことになりました。非常にまずいです。
乗換えのヴィースバーデン駅に到着、
ここで途中下車することにする。
ナプキンを求めて。
イースターが近いので、構内でチョコレートを配っていました。
ぎゃーかわいい!ありがとうございます!
配ってた着ぐるみのおにいさんかーわいい!
で、おにいさんに
うぇありず、きおすく?と聞く。
ちな、
うぇありずってとても便利な言葉だと思っています。
初海外のニューヨークでは、「うぇありず」だけで乗り切ったと行っても過言ではありません。
「うぇありず、トイレット?」(トイレットもベンジョーも通じませんでした。パウダールームです)でトイレにありつけ、
「うぇありず、ぷらだ?」で五番街を闊歩し、プラダのバッグも手に入れられました。
で、キオスクにて
「うぇありず、ナプキン?」を発動したら
色とりどりの食事用の紙ナプキンを勧められました。
ナプキン違い、ナインナイン。これじゃないですー!高分子吸収体のやつがほしいですー!
お店の方ともちゃもちゃやっていたら、見かねた桜井が入ってきてくれました。
「食事用のナプキンではありません」
わたしのコカーンを指し示しながら
「彼女はサニタリーです!彼女にはサニタリー・ナプキンが必要です」
産婦人科に恥を偲んでピルも買いに行けるし
彼はいろんな意味でできるこやで。
ここで
せいり用品は「サニタリー・ナプキン」と言うのではなく、「サニタリー・バッグ」ということを学習。
桜井も知らなかったようで、勉強になった…と呟いていました。今後活用してください!
で、
「それならここには売っていない。街のドラッグストアに行け」と言われまして。
なので街に出ることにします。
駅前にマツキヨはなかったけど、スーパーマーケットを見つけた!
3人で手分けしてサニタリー・バッグを探します。
夜用スーパーあったワァ…!
ちな、せいり用品は日本製が世界一!と言いますが
ドイツ製も負けず劣らず、とても良い品質でした!
無事サニタリー・バッグを入手できたので、ヴィースバーデンからエルトフィレ行きに乗ります。
着きました。
石造りの駅舎、なにもかもがヨーロッパ。こういうの見てるだけで感慨深いわ。
かなりの田舎、そしてとても美しい街ー!
エーベルバッハ修道院きたワァ
1136年に創立された、とても由緒ある修道院です。
古い建物がなんというか、荘厳。ちょっとこわくもある。
「気」みたいなもんをむんむん感じます…震えちゃう…
ゴシック様式の建物が、それはもう美しい。
教会堂に入ります。
心洗われるとはこのことか。
ええっと、
お恥ずかしながら、ここで泣いてしまいました。
感涙?
うーん、いろいろストレス溜まってたんやね。。
あああ素晴らしすぎる。
来てよかった、
というか辿り着けてよかった、というのがこのときの正直な感想でしょうか。
ここに秘蔵のさけが!
修道院の酒蔵、たくさんワインを作っているそうです。
でも薄暗くて寒くて、おばけがでそうでこわいよ。
古い、黒い伝説が宿っていそう。
夜閉じこめられたら180ぱー泣くわ。
で、入り口から見た感じよりだいぶ広くて、パンフレットの地図を見ないと迷子になる。
ココドコー?中庭に出た!
ああ、わたしってどこで撮っても様になるなあ。
遅い昼食を取りに、修道院の側のレストラン。
あーもうなにこのロマンチークさは!
事前にネット調べてきたところで、修道院で作ったワインが呑めるレストラン。
是非入ってみたかったんですよ。
いざメニューを開くと
何言ってんのかよく解りません。
英語ならどんなものくらいかは解るのに、ドイツ語だとふいんきも伝わらないね!
地球の歩き方(バイブル)の巻末には、ドイツ語料理名の翻訳が載っているけど
いちいち照らしあわせて確認していたら、いつ注文が済むかわからん。
「適当に指差しでオーダーしようぜ!」
とりまワインにはありつけました。
修道院で作っているワインです。うまいです!うまいです!
で、
わたしが指差して来たものは、サラダオンリーだった。
そこそこのお値段だったのになあ。。
アレルゲンの海老を除いたら葉っぱオンリー。泣ける。
おかわり自由のパンを食べまくります。
桜井は白身魚のムニエルが来た。うらやましすぎる。
帰り際、修道院併設のワイン販売所へ。
決して安くないです。そして旅の途中でワインなど買ってはいけない。スーツケースくそ重たいわ。
トイレがあるよー!
みんなここで済ませろ!
そうそう、
街中のトイレはどこも有料、0.5€とか掛かる。
無料のトイレありがたい。
トイレットペーパーはバラのエンボス加工で、とてもふんわり柔らか。
せいり中はとてもありがたいです。
でもウォッシュレットほしいですよね。
古き良きドイツを感じられる、とても素敵なところでした。
フランクフルトにご滞在の際は、是非ここまで足を伸ばしてみてください!
駅までの道道。
1¢硬貨を二度も拾う
「ねえねえ!SAKURAだよ!ドイツなのにSAKURAが咲いているよ!」
イースターの飾りがありこちでなされています。
「ドイツのDQNだなあ…」
もう、いろんなことに感慨深い。
駅到着。
時刻表の時間になっても一向に列車が来ない。
待てど暮らせど来ない。
「まあ、ここにおればいつか来るやろ」
だんだん投げやりというか、柔軟な姿勢になってきた。
3分も遅れたらお詫びと共に、遅延情報がアナウンスされるのは日本だけだね。
世界の車窓から。
葡萄畑が広がっているよ。
ここでおいひいドイツワインが造られるのですね、ごっつあんです!
フランクフルトに無事帰還、
高級ブランド・ストリートを見て廻る。
チャンネルもカルティエも見るだけならただです!
スワロフスキーのネックレスを、SMKとお揃いでふたつ買うたった。
オーストリアのブランドやけど
日本よりだいぶお安かった。
食事する場所をさがしつつ、うろうろ。
桜井がファーストフードは食べたくない、そんなものを食べたら成人病になる、
ケバブはあぶない、食べてはいけない、等々煩い。
こいつのせいでなかなか店が決まらない。
そんな時突然の雨に降られ、
飛び込んだ軒下のハンバーガー・ショップに入る。
あっという間に土砂降りになり、当分外に出られそうもないので
桜井もここで観念。
でもドイツのハンバーガーやサンドイッチは
野菜がいっぱい入ってておいしいと思うの!
巨大すぎてバラして食べるよ。
二人前で3人まんぷくになる感じです。
3人分オーダーしてはいけません。
ホテルにタダイマーしたら
わたしはビジネスルームに向かい、明日の乗り換えを調べなければならない。
またDKDKしながらフロントを通過、よし居ない。
ドイツ鉄道のサイトも何言ってるか解るようになってきた。
人は逆境にいるときこそ学ぶものなのですね。
検索結果をビジネスルームのプリンタから出力する、というテクニックも発動。
言語は解らなくともコンピューターの操作手順はどこも同じ!ああ世界はひとつだね!感激!
無事明日の調べ物を終え、部屋に戻ろうとしたら
フロントに件のホテルマンさん。
昨日も今日も夜勤なのですね…
笑顔で話しかけられたけど、グーテンアーベント、と夜の挨拶をしただけでやり過ごした。
そしたらエレベーターまで着いてくるの。
「ねむいです」「わたしとてもねむい」
じぇぃぺにーず・いんぐりっしゅを発動する気力もない。
お元気なら「あいむさにたりー、とでぃ!」とでも言ってやりたかったのに。
昨日に引き続きくたくたです。
でも苦難は今日もまだまだ終わらないょ。
来週のみゆきちゃんは「イケメンフロントマンからのラブ・コール」「いざローテンブルクへ」の二本です!あ~ん!ゲフゲフガハァッwwwwww