神様の素顔。

2012/05/15(Tue)

貞子観たいなぁ(現実逃避)


そうそう、
昨日勤務先の職場の非常階段に出た時


来る~!
きっと来る~!



って歌が大音響で聞こえてきたわけです。


はぁっ?!って思って辺りを見回す。
まさか館内からではなかった。

非常階段から下を覗き込むと


いたwwwwwwwwwwwwwwww



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これがウワサの
貞子カーなんですねwwwwwww

真上から見た人はきっと少ないかと。

あんな大音量を垂れ流して、道路交通法的に大丈夫なんやろか?


"世界でいちばん、3Dが似合う女"
このキャッチコピー考えた人天才だと思う。



***

adobeのCS6が先週金曜に発売されたわけなんだけど
今回そのプレゼンテーターの仕事をいただきまして。


adobeのソフトはフォトショとイラレ、Dreamweaverくらいしか使ったことがありませんで。
FlashやPremiereなんか開いたことがある程度で。
その他のものに関してはナニソレおいしいの?状態で。


そのCSの14のソフトの操作方法を憶えて台本を叩き込む、ってムリゲーを
今血ヘド吐きながらやってます。
わたしの場合、自宅のマシンがCS6が入る環境ではなく、
Windowsをアップデートしてなんとか入れて、本番初日までに勉強できたのはたった二日でした。

常識的に考えて無理ですよねw
ふつーデザイン系の専門学校とかで何年も掛けて習得するよーなもんなのに。一週間や二日とか。
(それをやるのがお仕事です)


同僚の山崎くんなんかフォトショすら触ったことがないらしく
会社の勉強会では何日も寝ていないんだろう、死人のような顔をしていた。
まだ若いのに毛根全滅しているに違いない。



て、
今はそんな苦労話はいーんです。


先週の金曜から売り場に入ってんけどね。

予想通り、プレゼン見に来る方たちはみんなその道の仕事をしてる人ばかり。
イパーンヂンなんてほんの数%です。


で、
そんなプロフェッショナルなお客様をお迎えしているわけなんだけど
これがまたね、
皆個性的な方ばかりで。


デザイン&web系のソフトを見に来られる方は、
デザイナーさんだったりプログラマーさんだったりで
見た目ですぐ分かる。

あー、多分鏡なんて数日見てないですよねw
それどころじゃないですよね、みたいな。
ものすごく親近感を覚える。

わたしは今IT系のクリエイターではないけれど、
激務ちっく過ぎて、洗顔後顔がパリパリにつっぱっていても、化粧水すらつける気力もない。
顔洗ってるだけいいってもん。
ん、清潔は重要だ。
IT系の、特にプログラマはITドカタって言われるくらいハードな仕事で、漏れなくそんな感じなんです。



そして映像系の方はもう、凄い。

昼間からお酒のにほひをぷんぷんさせて、ろれつさえ回っていない。
眼だけがギラギラしてる。
なんてか、見た目どうこうってレベルじゃない。
上野を歩いていたら浮浪者と見分けつかないwwwww


でも、こういう方たちが
すっごい映像作品を作るのですよ。
映像の神様って呼ばれるような方たちは、漏れなくこういう方々なんです。
本当に感慨深くなります。
こんな方々に向かって喋っているなんて、ほんとおこがまし過ぎる。


貞子の3Dを作った方も
きっと凄いんだと思います。いろんな意味で。

ああ、貞子観たいなぁ








Last ran.

2012/04/22(Sun)

桜井にーたんと
たくちゃん、やすいの部活を見に行ってきたん。


いつもの制服でもなく、私服でもなく
思春期の甘酸っぱいえろ話に盛りあがる光景でもなく
スパイクをタータンに叩きつけて目の前を走り抜けるイツメンにどきどきして

そして同じように走った自分の記憶が交差して
なんとも言えず切なく、胸が高鳴った。



学校内で彼ら、特別選抜クラスは
普通クラスより授業が60分長く、
休日は模試で潰れ、
担任に一刻も早く部活をやめろとせかされ続け、

それでも負けじと毎日ここを走っていたそうな。

わたしのイツメンは
めっちゃイケメンやったで。



練習後、
「春の大会で引退だから」と桜井から聞いた。

「大会いつなん?」って聞いたら
GW前日金曜から3日間なんだって。

なんでもっと早く言わんの!
休み取ったのに!!!って言ったら



「別に大会が最期じゃない。
いつでも一緒に走ってやんよ」
って言って部室に消えていった。



ん?
それ、なんかかっこいいこと言ったつもりなんけ?

もしかしてもしや、この間のお返し?





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やすい。



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嫁。



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桜井。





***

余談


トレーニングウエアを纏った、
誰かの保護者であろうおっさん(44さいだそう)が近くにおって、話しかけられた。

「私も息子に感化されましてねー、この年でまた短距離始めたんですよ」
「12秒台ですよ」



えっ、
大人(おっさん)になっても短距離出来る場所があるんですか?って聞いたら

市営のグラウンドを借りて練習して、
県の記録会などに出るそうな。



知らんかった。
大人になってから走るって言ったら、マラソンみたいな長距離だけだと思ってた。

トラック競技だけじゃない。
フィールド競技、跳躍や投擲だって出来る。



240分余りを掛けて走る競技や
24時間費やして行う競技に、心をときめかせている友人たちへ。



なぁ、

たった11秒間という世界もあるんだぜ?


そういうのもどうだい、
むん子先生?
















道。

2012/04/16(Mon)

おもに100kmまん子のおはなしです。


はじめに。

わたしはがんばることが嫌いです。

頑張れたり努力できるって、才能だと思う。
そんな才能を持っているひとを羨ましく思う。

残念ながら、そんな才能を持ち合わせていない方に読んでいただきたく。
併せて、わたしを心配してくださっている方に向けて。



わたしがしょっちゅう数十キロって単位で歩いていて
いつかむん子に 「お前が一番頑張ってんじゃん」って言われたけど
そうじゃないことを知ってもらいたい。
褒められるとうれしいけどね!
もっと褒めて!


そして、わたしがいつも歩き始めるのは夜中で
いろんな方に心配されて、やめろやめろと言われ続けている。

でもな、
休日の昼間に 「さあ練習するぞ!」 だなんてできないしやりたくない。
そのへんのわけを説明するには、
一晩掛けてわたしのことを話さなければいけなくなるので割愛しますよ。


本番のつくば100kmにエントリーはしたけれど
出ないと決めても多分変わらず歩いてるし
出場したとしても、本番終わった後もきっと歩いてる。




***


去年酔ったイキオイで参加した100kmウォークは、苦行以外の何者でもなかった。
冷たい雨風の中、何もない田舎道を行ったり来たり。

トレーニングなど何ひとつしていない身体は20kmも過ぎれば悲鳴を上げて(しかもふつかめ)
肉体的苦痛と精神的疲労との戦い。戦い。戦い。


終わって帰った夜は寝返りさえ打てなくて、要介護5で寝たきりの方の苦悩を味わい
翌朝はトイレに辿りつくまでもが苦行だった。
家族には労いの言葉のひとつ貰えるどころか、あほだばかだと罵られた。


なーんも楽しくなかった。
達成感?
ナニソレおいしいの?

わたしはあれが終わって、また歩こうという気になんかならなかったし
また出場しようなんて気にもならなかった。




今年のエントリー後初めて歩いたのは
エントリーの翌日、仕事帰りに草加駅から歩いた20kmだった。

朝4時起きで疲労困憊の中、重い荷物を持って
一月の極寒の中歩く20kmはとても長く、きつかった。

しかも、すまふぉのバッテリーが切れてしまってmapが見れなくて
迷って、迷って、迷って


だけど夜の道は本当に綺麗で、あちこちで心を奪われた。


子供の頃父親に、よく車で長距離旅行に連れて行って貰った。
窓から見える夜の景色は昼間のそれと違って心を奪われ、
車中泊での車の中から、いつまでも外を眺めてた。

そんな光景を思い出した。


それから、終電がある時間でもちょくちょく歩くようになった。



岩槻から14km
大宮から20km
柏近辺から20km
新木場から国際展示場まで7km、パンプスでw
北千住から30km
上野から35km
下北沢から50数km

一度昼間に国道16号を48キロ歩いたことも。



大概は休前日の仕事帰りで
パンプスをスニーカーに履き替えただけで、スーツにコートに通勤鞄、
とても長距離歩くような格好じゃない。
休前日と言えば飲み会も多く、しこたま飲んだ後歩き始めることも。

3月に入るまでは寒さも厳しく、歩いて身体は暑くても
露出してる顔面は凍結。
吹雪いてる日もあった。



でもな、

わたしは知ってしまってん。




道は美しいと。






ライトアップされた大きな大きな幹線道路
立体交差する首都高
以前通った思い出の道

美しく大きな河川
それを架ける橋

人工的に造り出された灯りに照らし出される道や川や橋や建物は、
溜息が出るほど美しい。
きっと昼間に見るそれらよりも格段に。


そして、いくつもの道路標識に心を奪われた。

この、夜空へと指し示す道を真っ直ぐに進めば
必ず繋がっている土地がある。
道路標識を見ると胸が締め付けられ、憧れさえ抱くようになった。
もはや、変人。



それからはいつの時も
あららちんが作ってくれたシューズケースに
スニーカーと靴下を入れて持ち歩くようになった。



歩くための装備なんてなにもいらない。
スニーカーさえあれば
いつでも、どこからでも歩ける。







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ひとによって感性は異なるので
わたしと同じように感じない方もいると思う。


ただ、
道に魅せられたわたしは
こうしてしょっちゅう幹線道路をあるいているうちに
気が付いたら30km、50kmと苦もなく歩けるようになっていた。
100kmはしりませんけどね!


歩き方のコツも、疲れや筋肉痛を残さないようにする方法も知らずに身についた。

これは、たまーに
ヒーコラ言って長距離を歩く練習をしたって身につくものではないと思う。




だからと言って、決して夜歩きを推奨しているわけでもないよ。
やっぱり夜は危ない。
同じように夜中歩いている人がいるならわたしも心配する。

休日朝からやれる人は昼間歩いた方がいいに決まってる。
きっと昼間の道だって美しい筈。
空や、周りの景色だって。


ただ、昼間歩けないわたしは、
むんちんやきよし、さおりをはじめ、たくさんの方に心配されて
自分で歩くルールを決めた。



・  幹線道路しか歩かない
特に都内の幹線道路には1~2キロおきに交番があって、必ずお巡りさんが立っている。
こっちがビクビクするわ!

・ 幹線道路まで距離がある場合、人が多い時間から
または、幹線道路がそばにある駅まで速やかに電車移動。

・ 繁華街や暗い場所、住宅街は歩かない
変質者は繁華街、暗い道に多い。

・ ショートカットして近道があってもしない
道に迷う原因。暗い道に入ることも。

・ 墓場や事件現場の近くは歩かない
人より霊のほうがだんぜんこわい。

・ 歩く前、泥酔するまで飲まない、泥酔したら歩かない
自分が変質者になりうる場合も(ありません)




だから、
どうか心配しないでください。



そして
練習しなきゃ、練習しなきゃと追い込んでいる人がいるならば
そんなに頑張んなと言ってあげたい。



がんばらなくても道は美しく、
いつだって感動を与えてくれるんだ。




そして
かつては歩いて帰るなんて考えられなかった場所から
ふつーに歩いて帰っている自分に驚愕w

※そのうち周りは誰も驚かなくなる


次回は帰宅難民余裕wwwwww










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