前置きをすると
あたしはかなりイケメン(笑)と呼ばれる部族に興味がない。
好きになった人がたまたまイケメンだったっつーことは有り得ても、
イケメン(笑)だからと言う理由でナニかに突っ走り始めることはまず、ない。
イケメン(※最近多いエセイケメンではなく、正統派イケメン)を見ても
乱れてないほうのピカソやな~(整った構図しとんな)とか、
これは良い三白眼!これは良い耳鼻口腔!くらいにしか思わない。
むしろ
本領発揮したピカソのほうに、突如キュン☆と感じちゃうことはまれにある。
審美眼がズレていると言われればそれまで。
前置き以上ー!
今の現場に、一般的に言われるであろうイケメンくんが居らっしゃる。
やはり女子の中では大変な人気なのだろう、と思う。
ぶっちゃけ、あたしはどうでもいいんだけど。
だので、特に業務以外で話しかけることなどなかったのだけど
お昼休憩が一緒になった今日、イケメンくんがあたしに話しかけていらっしゃった。
「何読んでるの?」って
あたしの本を指して。
そこから
ちょっと中略して良いかしら。
2、30分ばかり、読書家の彼と話が盛り上がってしまったワケです。
読書家であるということは、今その会話で知ったばかり。
今読んでた作家の話から別の作家の話になり
その作家の書くものの中に登場する、とある人物の話になったわけ。
そしたらさ、
一瞬遠い目をして
もう夢見る少年の眼差しをしてこんなことを言うわけです。
「加賀刑事、映像化してキャスティングされるなら、どの役者がいいと思う?」
そして
その夢見る眼差しに満面の笑みを添えられ、その先があたしに向けられた。
「ね、誰がいいと思う?」
※超絶イケメンの笑顔で妄想ヨロ
なんなんだ君は。
一体あたしにどうさせたいんだい?
もしかしてここは、ドキがムネムネしちゃったりする場面なの?
それとも
おもむろにぱんつ降ろしちゃったりするトコなのかい???
あたし、思わず言っちゃったよ。
「あなたが演ればいいじゃない」
イケメンの困惑する表情。
「えっ??
僕なんか…
彼のイメージは、眼光鋭くてなんか泥臭くて…」
あたしは言った
「確かに加賀刑事は(あなたみたいな)イケメンなイメージじゃないけど
その泥臭い雰囲気を演じれればいいんよ。」
そしたらもうね、
イケメン困りじゃくるわけ。
イケメンが困りじゃくってるわけ。
ちょw演じるとかそんなwwwww演技なんか出来ないしwwwwwww
みたいな。
あたしゃ
もう
ドカーンがボカーンみたいな
むしろ、
ボカーンがチュドーンでどぴゅっ!みたいな
何か出た(笑)
意味分からなくてほんとうにすみません。
察して!
あたしは、
思わず口から飛び出そうになった衝動、思いをぐっと飲み込んで休憩室を後にした。
「芝 居 や ら へ ん か ?」
更には
「あたしがあんたに
加賀刑事演らせてやるよ」
あたしゃ一体何者?
みたいな
もう㌧だイケメン。
このあたしを本気(と書いてマジって読んで!)にさせようとするなんてw